Goodbye Happiness, Hello Sadness

地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション318日目

・泊まってたホテルのおばちゃん
北京のホテルは昼12時チェックアウトが多いのがとても良かった。
…ただ、元々思ってたホテル(名前が凄い似てたの…別支店?)と違ってランクが下がってしまったためか(一応3つ星)、部屋はとても広くて快適だったけど、スタッフの質は正直イマイチ。駅から遠い。でも、掃除のおばちゃんはめちゃくちゃ優しくて、私たちが部屋にいるとわかると笑顔でお水のボトルを2つくれ、「手紙」と書いて見せるとトイレットペーパーをくれ、ゴミ箱だけ変えてくれた。中国のホテルは水を無料でくれるとこが多いのが良い

夫「スタッフには★1だけど、掃除のおばちゃんには★5つあげたい!」

でも朝ごはんは美味しかった。

北朝鮮へは生まれて初めての寝台列車
丹東から列車入国する人が多いみたいだけど、JSさんから「あまりに北朝鮮へ旅行に行く人が多く、丹東〜平壌の列車チケットが入手できない」と言われ、北京から寝台列車平壌へ行くことに。追加料金がまたかかったが、これは結構当たりだったと思う。駅前のホテルでチケットとビザを受け取る予定が、スタッフのおじさんが国慶節で一部市内路線が封鎖、心配だというのでホテルまで渡しに来てくれた
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小綺麗にしている市内とは違い、北京駅は皆が想像する中国って感じで超カオス。国慶節の件もあり超早めに到着してしまった為、北京駅でずーっとダラダラする羽目に…。ただ、警備員が回っており、横になって寝ている人や変な人なんかを凄い勢いで注意しまくってた。気が弱そうな職員は怒鳴られててかわいそうだった…。
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ようやく平壌行きの電車に乗り込む。あの金日成金正日バッジを付ける人を目にするように(北朝鮮では肖像徽章という名前らしい)。何かの青年団みたいな人たちがいた。列車のナンバーを確認したが読み方がわからずホームでダッシュする羽目に…。
乗客はかなり多いものの、ほとんどが丹東へ行く人たち。平壌まで行く人はわずかしかおらず、最後尾の2車両ぐらいが平壌行き。北朝鮮青年団に「はろ〜」と声をかけると「はろ〜!(^▽^)」と返事がきた
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お?感じが良いぞ!
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やはりバッジをつけている北朝鮮の車掌さんにチケットを見せる。てかこのチケット…国籍が「日本」しか書いておらず、旦那のパスポートナンバーは書いてあるのだが、おいおい旦那どうした!?と…。「부부(夫婦)!제 남편(私の夫)!뽈스까(ポーランド)!」と言って乗せてもらう(爆)「お、おう…」と言われて乗れた

…ちなみに、この「ポーランド」という言葉、南北で差異があり、뽈스까(ぽるすか)というのは朝鮮語。韓国語では폴란드(ぽらんどぅ)と言う。韓国は英語からで、北朝鮮はロシア語から、なので、北のほうがポーランド語と同じ(ポーランド語で「ポーランド」は「Polska(ぽるすか)」)
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列車に乗り込むと、やがて同じコンパートメントのおじさんと奥さんがやってきた。なんとおじさんは英語が通じたので少し話してみると、「北朝鮮人で政府の仕事でザンビアに5年滞在していた小児科と婦人科の専門医」だった。どうやらドバイと北京経由で北朝鮮に帰国するらしい。「ザンビアはいいよ、北アフリカは暑いけどね、南はそうでもないんだ。旅行で行ってみるといいよ」…まさか、北朝鮮人にザンビア旅行を勧められる日が来るとは…ってまたザンビアか!

お「朝鮮には旅行かい?何日滞在するんだ?何、5泊6日?そりゃ短いなぁ!白頭山は行かないのかい?あそこはいいぞ」

世間話をする。英国のことを色々聞かれる。ロンドンの暮らしはどーだとか、あーだとか、経済とか。ザンビアの話とか。ザンビアの医療のこととか。

お「ポーランド人女性は美人が多いな」

夫「皆よくそう言いますけどね、ポーランド人女性はうるさいですよ。気が強くて…」

お「そうか。英国のことはよく知らないが、正直イギリスの女性は美人がいないな。(`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!)朝鮮は、北の女性は美人が多いぞ。南はそうでもない。日本人女性は5、60年前はそうでもなかったが、経済成長と共に今は美人がとっても多いな。きっと健康的な食べ物をいっぱい食べてるからだろう(え、食い物のおかげ????メイクでは…)」

私「…私、美人じゃ無いですけど。しかもすっぴんだし」

お「うむ…本当どうしたんだその顔

おっさん、失礼だな!!!!`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!

そんなつらつら話しをし、気づいたら電車は動いていて、やがておじさんは友達を見つけたからちょっと話してくるわぁ、荷物よろしく(おいおい、まだ出会って数十分の外国人に…)と言い残し、出て行った
すると車掌さん達がやってきた。英語は通じないがどうも

車「寒いか?寒くないか?携帯の電源あるからな!」

…と世話をやいてくれた。「何人?朝鮮には何しにいくの?おお、旅行!?」私も超しょぼい韓国語…間違えた朝鮮語で「夫婦なの、これ夫。ポーランド人なの、私は日本人」と言うと、「パスポート見せて、おお〜〜〜日本とポーランドだぁ!ありがとう!!!」

なんだこの人懐っこさ???

そのうちうちらもお腹が空いたので、食堂車があるというので行こうとしたら、車掌さんたちがわらわらやってきて何かを訴えてきた。行くな!ということらしいが何言ってるか私の乏しい知識じゃわからんので、私も怒って

私「진짜 배고파(ちんちゃ ぺごぱ/まじお腹すいた)〜!!식당차(しったんちゃ/食堂車)!!」

と言うと「おお〜배고파〜」と皆、おろおろしている。そのうち、あの英語喋れるおじさんを連れてきて、おじさんが通訳してくれた

お「ようするにだねえ、皆『中国の食堂車は麺しかないし、高い上に正直美味しくない。この人のお友達がやっているお弁当屋さんのお弁当があるから、それを食べないか?』っていうことなんだ。もちろんお金なんか取らないよ。朝鮮料理は好きかい?」

私が「うん、好き!」って言うと「おおそうかあー!」と車掌さんたちがお弁当を持ってきてくれた…!!!
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車「술(酒)もあるよ!」
私「お酒はあんまり旦那がね飲めないの、맥주 없어요(ビールないの)?」←図々しい

ビールもくれた…。しかも車掌さんが「맛있어요〜(美味しいよ〜)」とキムチまで持ってきた…。そのあと、友達の部屋でご飯食べてたおじさんがまたキムチ持ってきて、うちらがすでに持ってるの見ると「なんだ、もうあるのかぁ!!!!」と戻っていった
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お「このコンパートメント、君たちにあげるよ。うちらはお友達のところに泊まるからね。その代わりといってはなんだけど、皆の荷物を置かせてくれないかな。外国人の部屋の荷物の方が、色々ゆるいんだ」

私&夫「ええよ(ぉぃ)」(密輸してんじゃないんだろうな(-_-;;;))

というわけで皆、ぞろぞろ荷物持ってきて、部屋はうちらだけになり、電車の夜は更けていく…
この時点で、…あれ?北朝鮮ってもしかして、思ってた国と全然違うんじゃ…????汗と思うようになってきた。

てか、北朝鮮人にご飯を恵んでもらう日が来るとは…。人生(ピー)年生きてみると、色々あるな〜。もっと韓国語…じゃなかった朝鮮語ちゃんと勉強しときゃよかった

・遂に出国
目が覚めてぼけーっとしていると、列車は丹東に着いた。旦那くん、普段3秒で寝落ちするくせに「汽笛とガタンゴトンでよく眠れなかった」とか言ってる
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水買っときゃよかったな〜ビールも飲んじゃったし、なんて思っていると車掌さんがやってきて、「라면?라면?(ラーメン)」と言ってくる。うん、って言ったらラーメンくれた…(汗)「熱いからね、気をつけて!ふーふーするんだよ!」旦那くんは昨日のお弁当の残りを食べてた。
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しかもこのラーメン結構美味しかった。新たな発見だわ。ロンドンで見かけたらこれ買お。

車「맥주(ビール)いる?」
私「물 주세요(水ください)」←図々しい

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あ、北朝鮮の水だ!大城山泉水と書いてある。下には「平壌大城山の湧き水を〜」なんて文句が書いてあった

朝ごはん食べてぼけーっとしてたら、列車は動いたり止まったり。そのうち中国の係員がやってきて「何しとんじゃーい!!」って怒られた!パスポートもってこーい!他の荷物?いらん!みたいな感じで貴重品も持てず、パスポートだけ持って(旦那くんなんかスリッパ〜!!)降ろされる。出国審査しなきゃいけなかったらしい。大量の人、人、人!なんか係員に連れられて人超飛ばして出国審査させられた(汗)「あ、ずる〜い!」という日本語が!日本人だ!日本人女性二人組。
話しかけてみると、1人は訪朝6回目というプロフェッショナル(汗)「何回行ってもあの国は行き足りない!」とのこと。

急いで列車に戻ると、車掌さん達が超笑顔で「おお、来た来た〜!」なんて待っててくれて、ほっとしたわぁ。貴重品も無事!列車が満杯になったので、アフリカ帰りのおじさん夫婦も部屋に戻ってきた。
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列車はそのうち、鴨緑江を渡り、新義州市へ。遂に北朝鮮入国だ〜