Goodbye Happiness, Hello Sadness

地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション354日目

・大したことをしていない近況
イギリスまた感染者うなぎ上りだよ〜。最近は月曜断食ダイエットと読書にご熱心(新しく買いたい本があるから積ん読解消中)です…
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前に別のところの大きなM&Sで見つけたのを前にここに書いた気がするけど、今度は家の近所のスーパー(M&Sじゃない)が遂にキューピーマヨネーズ置きだしてびっくりした。まさかのシェアを広げているのか!?いや便利だな。高いけど。うちはキューピーかこのポーランドのマヨネーズしか買わない。このポーランドのマヨ美味しい。キューピーより優しい味で好き。そしてこっちはどこでも売っている、ってこれ前にも書いたな!
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イギリスのスーパーでは私はM&S派なのですが、M&Sの冷蔵ピザ食べたら凄く美味しくて感動したので皆食べてほしい。オーブン要るから旅行者は難しいけど…

・最近読んだ本

めちゃくちゃ面白かった…!納豆がこんなに奥深く、幅広く食べられている物だとは。ちなみに私はロンドンで売ってる納豆が美味しくなくて嫌いなので(多分冷凍して輸送してるからだと思う)、今ではもっぱらだんなっとう(旦那くん手作りの納豆)しか食べませぬ…
納豆=藁とかイメージあったけど、それも全く関係なくて、水戸の納豆も近年のものだったとは…。二代目福治郎の納豆、日本にいた時お取り寄せしておりました。東北のイメージなかったな、納豆…
ああアジアの納豆食べ比べしたい…!そして続刊がもうすぐ出るとは。なんとアフリカ納豆。読・み・た・い!!

アジア行きたいな〜…。行きてえよぉ〜…。私も食べ歩きたいよアジア納豆…。ううっ涙

それにしてもブータンが国王来日で幸福の国ともてはやされた時に何かうさんくささを感じていたのだけど民族浄化的なものが行われていたとは…。あの国そもそも旅行も北朝鮮方式だしな〜…(場所的に周辺各国があれだから国を保つのに難しい位置というのもあるんだろうけど…)。ブータンにも更に興味がわいたのでこの人のブータン本も読みたい

人類は衰退しました1 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました1 (ガガガ文庫)

久しぶりのラノベ。すごいあっさり読めた。年食ったのか今こういうの読むと寒い感半端ないっすね…。妙な小難しい話をしてるようなちょっと厨二病的やり取り、衰退している割には謎の語彙。でも、近年のラノベみたいにやたらと異世界が出るわけでもなく、女の子の裸が出るわけでもなく、最強の俺なわけでもなく、気晴らしに読むには良いなと思ったので2巻も買おうかなと思った

もっと面白い1位と最下位があるのかなと思ってたけど岩波だし極めて真面目〜な比較だった。面白い事実もあったけど、2010年の本なのでデータが古いのが一部見られ(ルワンダとか2010年以降劇的に発展しているんじゃないかなと思う)、また、概要だけさらっとな感じがあるので細かい国々の事情等には触れられていなかったり(上記に書いたブータン民族浄化とか、パプワニューギニアの進学率低いのは理由があるような気がする…)、この著者の方は環境とか国際情勢問題が専門のようで経済の書き方に関しては疑問に感じるところがある…と思うところはあるけれど、ジュニア新書で子供向けに書いてあるだけあってわかりやすいし、統計についてよく書いてあるので一度は読んだ方がいい本だと思いました
あとラストは過去ばっか振り返ってる今の政権こそ読むべきでは?とちょっと思った…(-_-;;;)

書いてあることには概ね同意というか、ある日私の会社の人たち(日本人)+夫でご飯を食べに行ったんですね。で、フライドポテトの話になって。みんな「フライドポテトの追加?うーん、良いかなー」って言ってたのに、夫(当然空気は読まない)が「じゃあ俺フライドポテト〜」って頼んだところ、他の全員が「私も!!!」「私もフライドポテト!!」ってなったのが夫には衝撃的だったらしくて。「日本人って感じだった!」ってすごいはしゃいで言うんですよ。

ただですね…
当たり前なんだけど、イギリスでもなんでも断っていいわけではないです…。日本人が「こっちはNOと言う文化だ!」と思い込んで仕事で色々断ったら、クビになった例もあります…(当然!)。先輩後輩はなくても上司がクレイジーなのはよく聞くし、最近聞いた話の中でびっくりしたのは、夫がポーランド人の知人から相談を受けたんですが、勤め先(しかも某国の関係の)の上司が決めた「社員同士の会話はいらない」という謎ルール(なんだそりゃ!?)があって、会話できないから仕事もろくに教えてもらえない、とかそんな話がイギリスでもあるんですよ。そんな気楽な文化だったら、じゃあなんでこんなにイギリスではメンタルに問題を抱えている人が多いのか?っちう話なんですよ。ロンドンでも若い子が3晩寝ないで働いた末の過労死もありましたしね…。鴻上さんはあくまで演劇界の人なので、イギリスで会社勤めはしたことないと思うんですよね。お付き合いしている人もその界隈が多いと思うので、そういう人ってのは結構偏りはあると思うんですよね(ましてやイギリスなんて階級社会で付き合う階級によっても差がありますから)*1
海外で「店長が客に対して断った」という話も正直、ロンドンでは…社風によると思います…。うちの夫が言う今の仕事の夫が気に入っているところは『ダメなことは「ノー」と言えるところ』だそうで、…っていうことは?そう、前の職場(販売系)はお客さんに「ノー」は結構ダメだったらしいです…。日本は明らかな過剰サービスですけど。でもですね、日本の会社だって流石に限度があって、私が某社にいた頃、某社は客の言うこと聞きすぎ!と言われるほどだったんですが、それでもあんまりにもなお客さんにはその会社も「もううちでは対応できません」って言い放ったことありますよ。店員に対するセクハラおじさん客に会社が「出禁」言い渡したこともあります。さすがにおじさんも陳謝して許したそうですが…

「ノー」に対してのlenientさは気に入ってます。私も。日本に足りないのはそれだと思ってます。でも、だからといってノーばっかり言ってりゃ友達はできないですよ。私は多かれ少なかれ、日本であることはこっちでもあるなと思うことが多い

この本自体が若者、学生向けだし、言いたいことはそういうことじゃないと思うので多分鴻上さんは分かっていると思うんですが、同じように見える欧米人の中でも見てると違いはあるんですよ。ポーランド人とイギリス人でもかなり違うし、男女差もあります…
世間と社会に関しても、確かにイギリスは知らない人同士で声を掛けあう率は日本より高いと思うんだけど、ロンドンだと色んな文化やバックグラウンドが交錯しているので、果たしてそれが英国だからなのか、その人自身のルーツなのか、正直わからないことも多い。欧米人は「社会」と付き合ってるから、と欧米の暖かい一面(例えばベビーカー助けてあげるとか、扉を支えてあげるとか)だけ書いているけれど(それは私も良いことだと思っているけど)、一方見知らぬ相手に夫なんかは特にたまにドン引きするほど冷たくて、街中で見知らぬ人同士で大喧嘩してたり嫌なこと言われたりする率も同時に、高いですよ。夫もビラを取らなかった私にFワード使ってきたビラ配りと道端で怒鳴り合いはじめましたもん
イギリスでも田舎の世間てきなものに入り込むのは大変だと思いますよ。何が言いたいかっていうと、この本、わかりやすくしすぎて「欧米」と「日本」でぶっつり分けている二元論の危険性を感じるんですよね…。「若者の世界を広げてあげよう」ということで、言いたいのはそういうことじゃないってのはわかってんですが…そういうのがかなり気になって中々読み進められなかった。

あと、おそらく夫が読んだら絶対怒るであろう文だな、と思ったのが

でも欧米の人が強いのは、彼らが本当に強いのではなく、強いものに支えられているからです。
それは何か分かりますか?
そう。一神教の神様ですね。
強い神様に支えられているから、友達と違うことを言っても平気なのです。欧米の人は、とにかく、神様との関係が問題なのです。

鴻上さん一体どんな欧米人と付き合っているんだろうか…と本気で考えてしまいました(苦笑)。
クリスチャン多いはずの韓国では決してそうではないと思うし。そうそう、鴻上さんはお土産文化もあまりよく思ってないみたいで日本の「世間」と結びつけているけれど、お土産を持ってくる率は日本人なんかより韓国人や中国人の方が高いし、お土産に関しては私は「東アジアの文化」だと思います

ある日夫が言い放った一言があって、「イギリス人の友達に●●頼んだら?」と聞いたら、
夫「日本人は信頼できるけど、こっちの連中は自分がしたいことだけで信用できないから頼むだけ無駄。」
メリットとデメリットがなんでもあると思うんですよね…足して2で割ればちょうどいいのになぁ、といつも思う

*1:イギリスで実際に学校にも通っていた、演劇界隈にいた人(日本人)に聞いたんですが、演劇界隈の人は本当に普通の人より主張が激しく自信たっぷり、自信と主張のレベルが違う。だからこそこの競争の激しいイギリス演劇界でもやっていけるんだと思う、とのこと