ロンドンくまのこ便り

読書と猫と旅行。地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション363日目

・旅先で珍しく喧嘩する
朝っぱらから旦那くんと大喧嘩。そもそも私は毎日仕事のこともあり起きるのが早く(6時半から7時半までには起きる)、旦那くんは仕事も何もなければいつまで経っても寝ているので、朝ごはん食べるのも我慢して待っていたのに、起きたら起きたで「口座に見覚えのない引き落としがあった!」と言い出してギャーギャー騒ぎだしてそっちに集中して動かない…
てか、引き落とし先…どう考えてもそれ、住宅ローンの銀行の調査費用と手数料じゃね…?(-_-;;;)と言っても「違う!わからないんだ!」と言い出す…。「ローンアドバイザーに聞けばいいじゃん…」と言って電話するように促したらなぜかテキスト送ってるし…(当然すぐに返事などこない)
「不正使用疑うならカード止めたら?銀行に連絡したら?」と言うと「どうしてそんな極端な提案をするんだ!」とか言うし…。朝ごはんを食べようよと言っても「俺は今考えているんだ!!考えさせろ!!」とか言い出す。いや、自分で考えてもわからないからギャーギャー言ってるんじゃん…?

あー、めんどっくせー!!!腹減ったし!!!せっかく晴れたのに午前中こいつのこれで潰れるのか〜!!ムカつく!!!
大体、旦那がこういうこと言い出す時は絶対自分の支払い把握してないの!!前もこうやって「フランスから不正使用が!!!なぜなのか今、考えているんだ!」とか言って自分で予約したパリのホテル代金だったし!!!

頭に来て一人で朝ごはん食べに行こうと近所のカフェ調べて出て行こうとしたら結局旦那もついてきた。
そして、調べてここにしようと思ったカフェは…恨み言つきで閉まっていた…( ̄◇ ̄;)うっそ!
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カフェ『うちはカフェじゃないから開けちゃだめなんだってさ!!!!😡』

結局別の開いているカフェで朝ごはん食べた
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夫「住宅ローンの調査費用と手数料だった、貰った書類やっと見つけた!書いてあったよ、金額一緒だ、あははw」

あははwじゃねー!!!(怒)だから言っただろーがー!!!!!つか、なんで把握してないんじゃー!!!!💢
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はー、ムカムカ…。せっかく晴れたのでまたカールトンヒルに行ってみる。
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天気良い〜〜!気持ち良い!←少しだけ機嫌直す
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で、今日は旦那くんが「エディンバラアンダーグラウンドツアー」なるものに行きたいというので予約してた。待ち合わせ場所というチケットブース前に時間前に着くものの…本当にここ?という感じで怪しい…が、ちゃんと時間前にガイドさんが来た…っていうか…

ガイド付きツアーかこれ〜〜!!!Σ( ̄◇ ̄;)しかも客、うちらだけー!!!

歴史系の全く知識がなくて知らない用語満載の英語での解説は結構辛い…つうか全くわからないことも多い…。そして何が困るって、うちの旦那くんはポーランド人の中でもかーなりの英語達者*1なんだけど…ノリが悪いんだよ〜〜!!!!涙
ああ〜…予習してくればよかった〜!!!涙
そんなこと気にしなくてもいいのに、私は「旦那くんの代わりに…も…盛り上げないと…!」と思ってしまうのだ_| ̄|○

ガ「あのてっぺんの動物はなんでしょう〜!?」

私「はい!ペガサスです!!(`・ω・´)ノビシッ!」

ガ「このマークはなんでしょうか?」

私「…アレイスター・クロウリーですか?(´・ω・`)」

夫「誰それ」

ガ「あ〜!はいはい!アレイスター・クロウリーのマークはちょっと違うかな(^^)」

お…お…おおおまえもなんか答えろ〜〜〜〜!!!!!_| ̄|○(内心)

というわけでエディンバラの歴史も大変学べる意義深いツアーでした。というかですね…エディンバラはオールドタウンのエリアとニュータウンのエリアがあるのですが、昔は「オールドタウン(旧市街)」(そんなに広くない)に100,000人以上の人が詰まっていた超過密都市だったそうで。
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エディンバラのオールドタウンにはこういう小道がい〜っぱいあるんですけど、それらは全てメインストリートに繋がる住宅の入り口だったそう。それぞれの小道にはその小道に因んだが名前がつけられていて、こうやって看板がついていたり名前の由来の説明板がついていたりする。例えば「アンカー通り(Anchor close)」はThe Anchor Tavernというパブに因んでつけられて、詩人ロバート・バーンズの著作やブリタニア百科事典の初版を印刷した印刷所があったとか、「法務総裁通り(Advocate's close)」はスコットランドの法改革に携わったジェームズ・スチュワートに因むとか…(Load Advocate)
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なんか微妙な名前の小道もあるぞ…と思ったらaだった。uかと思った汗
…で、ニュータウン(新市街地)ができてお金持ちはそちらに引っ越してしまい。当時は今のようなしっかりした下水施設なんてものは当然なく、皆「バケツ」に用を足しては窓から投げ捨ててたそうで…汚(お)パリと一緒ね( ̄◇ ̄;)
そんで、今駅のあるあたりは昔池だったそうなのですが、オールドタウンの坂道を下って全てその池に糞尿は流れ着き、しかし水不足になるとその池の水を飲料水として飲んでいたそうです…_| ̄|○そもそも、中世の時代、ビールっつぅかエールは不衛生な水を飲むための一つの殺菌方法だったわけですが…。

ここで一句。ヨーロッパ、美しい街並みには糞尿ありけり…_| ̄|○(字余り)

大体、この道の可愛いハート❤︎も公開処刑の場所だし。
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このハートに唾を吐くと「幸運を祈る」(汚いな!)らしいが、本来はここに刑務所があって、それを軽蔑する意味だったそうで…。公開処刑とか物騒な言葉とかう●ことかが頻繁に出てくる…(涙)
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で、このツアー。エディンバラ・ヴォルトというところを案内してくれる。オールド・タウンの一角に入口があり、ヨイショと入ると今普通にカフェとかある建物の中に異質な空間が( ̄◇ ̄;)元々は金庫室だったそうですが、その後スラム化。「バークとヘア連続殺人事件」について説明してもらいましたよ!
昔は医学校に死体が売れたんですな。で、19世紀になり医学が発達するに辺り需要が増え、解剖用の死体不足に。そのため死体泥棒が横行したとのこと、そういえばロンドンにある一番小さい家は死体泥棒が墓に入れないようにするために建てられたんだったような…
で。ウィリアム・バークとウィリアム・ヘアって2人が1920年代後半から死体を売るために連続殺人を犯してるんだけど、その2人が犠牲者を探していたと言われていたのが、このスラム化していたエディンバラ・ヴォルトだったとかなんとかかんとか。一説ですが。
また、ヴァイオレット・スピアーズという人が交霊会を行って信者を増やしていたり…たった20年前に怪異が起きたり…(「あっはっは、ご心配なく、20年前の話ですし〜」とかガイド言ってたけど、いや20年前って2000年代ですよね?)
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夫「あ〜楽しかった〜!面白かった〜!」

私「つ…疲れた…_| ̄|○
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オサレなカフェを見つけたので引きこもってました(´・ω・`)
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この蜂蜜ケーキ超美味い。これはあれかな、ロシアとかチェコにある蜂蜜ケーキかな。超美味い…けど、こっちのカフェはサンドイッチかケーキばっかでちょっと辛い…
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翌日にチケット取ってあるけど、天気が悪そうなのでエディンバラ城の写真撮りに行ったりとか。写真を頼んだロンドンから来たという男性に話しかけられる。「どこから来たの?」夫「ポーランド」私「日本」、そりゃエキゾチックなカップルだね〜とか言われたけど、いやうちらもとどのつまりロンドンから来たんだけどな?とかちょっと思ったり…
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天然の要塞とはいえ凄いところに建ってんな。

6時を過ぎると途端に店も閉まってしまうので、スーパー寄ってビールとつまみをまた買って、テレビ見ていたのでした(健康的な旅行)

・もう信じられない
いろいろ一悶着がありつつもローンもなんとか通り*2、あとは事務弁護士がやるだけだし、と思って余裕ぶっこいていたら

銀行から来た書類のローン金額が大幅に間違ってたんだけどな怒

銀行が数字間違えるとか信じられる!?しかも100ポンドレベルの間違いじゃないんですよ。これじゃ頭金払えるか!ローンアドバイザー訴えてやる!!!って息巻いたぐらい。絶対私、「18(eighteen)」と「80(eighty)」聞き間違えたと思ってる(うせやろ…?)
おかげで間違いを発見した旦那くん寝込んでしまいましたからね_| ̄|○
ポーランド人だから(?)何もかも疑い深く、大手のものを信じられない旦那くんは、銀行が詐欺を働こうとしたと思い込んでいる始末…そりゃねえだろ流石に…(と思いたい)
ぜってー某大手銀行では口座作らねえ!と誓ったのでした…

中国嫁日記 ママたいへん編

中国嫁日記 ママたいへん編

Kindleで読んだ。ちょうど住宅購入の話が載っていて、日本はいいな…そんなに不動産屋が協力的なのか…。わー仕事も早そう、ローンも下りやすいんだね…と思いました…( ̄◇ ̄;)

・仕事がない
韓国人の友達はYMSビザ(Tier5、イギリスのワーホリみたいなやつ)で来ていて今絶賛仕事探し中。何故かこういうの上手い旦那くんが彼女のCV(履歴書・イギリスでは通常CVと呼ばれることが多い)を確認して直したりしたんだけど

韓国のエージェント「あー…Tier5ですか…。ビザの期間が短いと中々難しいんですよね…しかも今求人が…」

日本のエージェント「CVよく書けてますね!でも、今本当に求人が少なくて…。頑張って紹介させて頂こうとは思うんですが…」←友達は日本語もすこーし喋れる

うーん。( ̄◇ ̄;)見つかるといいなぁ…
とりあえず金無くなったらうち引っ越すし(上手くいけば_| ̄|○)、当分1部屋余るから居候していいよ、と言っといた…

*1:英文科系の院卒で、ポーランドの英語教師の資格を持っている・昔はロンドンにいるポーランド人は皆英語喋れて凄いなあと思っていたが、最近は『正直英語レベルは人による』ということを知る…

*2:イギリスは2007年のアメリカのサブプライムローン危機以降ローンを通すのが割と厳しくなり、通らないこともよくあるとか…。しかも、今コロナのせいで更なる貸し渋りが起きているみたいで、頭金5%から組めたローンが今は10%は最低ないと無理みたいですよ…。それに家の査定額も下げられて大変な目に…。ちなみに外国人で永住権が無い人がローンを組むのはもっとハードルが上がり、頭金がもっと必要になったりします