ロンドンくまのこ便り

読書と猫と旅行。地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション371日目

・北ウェールズに行く
2人ともワクチンの1回目接種を終えたものの、なんか海外行くのはまだ面倒くさいし、家を買ったからお金がない。でもどっか行きたい。ということで色々検討した結果、北ウェールズに行くことにした。ウェールズに行くのは初めて
イギリスの国内旅行って、なんとなくハードルが高い。だって、ロンドンからなら欧州各国や、なんならカリブ海の島にだって、飛行機でぴゅーっと行けちゃうし、お値段も安かったりするのだけど、我が家から北ウェールズまでは電車で約5時間ぐらいかかるし、お値段もそんなに安くない。マンチェスターとかまで飛行機で行くことも可能かもだけど、とりあえず電車を選択。でも、早速予定の電車を乗り過ごす_| ̄|○
…にも関わらず、何故か予定時刻前に目的の駅へ…でも、乗る予定の電車が時間変更。急いだ意味は全くなかった_| ̄|○ロンドンユーストンから、クルーを経由して、チェスターへ。電車にも、ウェールズ語の文字。
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イギリス=英語、だと思われがちだけど、イギリスは地味に多言語の国。そしてウェールズ語は全然英語と違うのだ。

さて、チェスターからバンガーまで行くのだけど、この電車(3両編成)が本当に酷かった!折しも夏の休暇シーズン、今年はコロナで国内旅行の需要が高まってるせいなのか、ホームに溢れるほどの人、人、人。結果…なんと電車に乗れず!相変わらずの英国恰幅のでかいなBBAが電車の中から「おあいにくさまだけど、乗ってこないでね!」とか言い出す。お前の電車か!?というか、車内に入って立てば、詰めればまだいけるのに、相変わらず「詰める」ということをしたがらず、電車の出入り口を塞ぐ英国人たちにブチギレ(ええ、ロンドンもいつもこうなんです…)。「車内でたてばいいだろうがこのすっとこどっこい!!!」と怒鳴るも、ダメ…。私があまりにブチギレているので、駅員にめちゃくちゃ謝られる…電車、1時間に1本しかないヽ(;´ω`)ノ

すんごいブチギレてたこれまた大きい…子連れの奥さんがいてむちゃくちゃ無理やり、ベビーカーごと乗っていたのだけど、どうもこの人も前の電車に乗れなかったらしい…そりゃ、キレるわな

駅「次の電車、前の方の車両で待ってみてください〜…(´・ω・`)」

もうこの時点で超ヘロヘロ…。車にしなかったことを、若干後悔。
しかも天気予報は「曇りもしくは雨」または「晴れ曇り雨(もはや天気予報の意味なし!)」だったのに、天気がよくて、ホームが暑いのなんの。次の電車は4両編成だったため、ちゃんと乗れたし座れたのでした…しかも皆、そんな遠くまでいかず、数駅先で降りていく。なんだよーもー。

そうそう、やたらと子沢山、ベビーカーも引いていて大量の荷物を運んでいる、ユダヤ教超正統派の人たちがいっぱいいる。超正統派というのは、こういう人たち。
ja.wikipedia.org
めちゃくちゃ目立つ格好(男性は特徴的なもみあげ、黒い帽子にスーツ、女性は実は髪の毛剃っててヅラもしくはスカーフ、長袖に黒いスカート)に、子供をたくさん連れているので(避妊禁止)、すぐにわかるのだ。そりゃ〜電車も混むだろうよ。
youtu.be
でも、なんで超正統派がこんなに??イベントでもあるの??と、旦那くんの同僚(ユダヤ教徒)に聞いてみる。結果「俺、なんせダメユダヤ教徒だし、超正統派は変わってっからわっかんね〜な〜…休暇じゃね?w」という全然役立たない回答www
結局ネットで調べたところ、スランディドノというリゾート地が、超正統派に人気の街で、超正統派向けに色々整っているみたい。スランディドノは不思議の国のアリスのモデルになったアリス・リデルの家族が余暇を過ごしたと言われる場所でアリスの銅像が色んなところに建っているらしい。今回は行ってないけど。
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超ヘロヘロになりながら、バンガーの街に着く。この街にはバンガー大学という大学があって大学の街みたい。今は夏休みなのでどこも静か。でも、Twitterでこの大学を卒業した日本人の方にたまたまお話を伺ったところ、普段も学生寮の辺り以外は比較的静からしい。確かに田舎で、お店なんかも多くなく、勉強に打ち込むにはいい環境かもしれない。で、旦那くんにここの宿を任せたのだけど、旦那くん、大学の中をずんずん進んでいく。「え?ここ大学じゃない?」って聞いたら、「大学が宿なんだよ」えー!なんと、バンガー大学はマネジメントセンターを一般客に開放していたのだ!
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大学なので広いのが難点だけど、ちゃあんとしたホテルだった。カフェもしっかり併設されていて、フツーに綺麗なホテルでした
朝食時とか周りを見ると、人種も様々、年代も様々、家族連れもいて、本当に普通のホテルだった笑
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ウェールズ語ウェールズ公用語のため、どこもかしこもウェールズ語が併記されている。長年、イングランドに抑圧され英語を強要されてきたウェールズは、今、ウェールズ語復興に力を入れている。ここバンガーのあるグウィネズは、ウェールズの中でも特にウェールズ語の話者が多いエリアだったりする
それにしてもイギリスってよくこれで連合王国としてやってけているな〜(スコットランド独立投票とかあるけど…)。今はイギリスでテロといえばイスラムだけど、上司が渡英してきた頃は専らIRA(アイルランド共和軍)だったって言ってたな。ロンドンの街中で働いていると爆発音がして、職場の近所のゴミ箱が爆破されたため、街中からゴミ箱が一時期消えたとか…
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とにかく疲れてしまったので、近所のパブに入ってみる。ビール一杯飲んで、ふらふら食べ物を探す。ピザ屋がやっていたのでこれまた適当に入る。残念ながらコロナの影響でメニュー一部しか提供していなかったけど、美味しかった。田舎だから、店が閉まるのがめちゃくちゃ早い。ロンドンの喧騒とはうって変わって、静かだ
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ふらふら散歩して、1日目は終了。