ミッション313日目
・北朝鮮🇰🇵に行く、そのに。
北朝鮮へ行くのは、存外にも結構簡単である。ツアーエージェンシーがたくさんあるので、その中のどこかに申し込むだけ。それで大体全てやってくれる。例えば日系だと(正確には在日系?でも、私から見たらどれも日本の会社なのでとりあえず日系にしとく)
www.chugai-trv.co.jp
朝鮮旅行の老舗、中外旅行社さん。高いイメージがあったんだけど、朝鮮総連直結で、日本のエージェンシーの場合結局どこでも中外旅行社さんを通してビザやEチケットの手配を行うため、その分価格安いのかな?聞く前に決めてしまった為詳しく聞いてない
js-tours.jp
最近若い子に人気のJSエンタープライズさん。中の人の朴さんと飲んだけど、朴さんは24時間以内には必ず返事すると決めているらしい。最近、人気が出ているからか中外旅行社さんもJSさんの影響受けて妙な競争力が出ている気が…。結局、朴さんのレスポンスが早く、話が通じるのが早かったのでここにした。しかし朴さんの日程表を見て北朝鮮のガイドさんが「これはロマンチックじゃないだろっ!」と突っ込んでいた苦笑(そのうち後述する)
ちなみに、本当のところを言うと日系は価格が高く、旅行行程にも制約があるらしい。旦那は北朝鮮とも国交のあるポーランド人だが、日系で申し込んだ場合日系ルールになり、特に価格が変わるわけじゃないそう。価格が高いのにも理由があり、北朝鮮の方も国交の無い日本人のお客様には結構気を使っているそうだ。
ただ、在日の人は北朝鮮へのあしらい方がかなり上手い気がするので、何かあってもうまく助けてくれそうな(気がする)。まぁ、あとは日本の法律に則ってやっているので、旅行会社として何かあった時に日本の行政に訴えることも可能、かな
www.307.co.jp
僻地旅行のスリーオーセブンインターナショナルさんも北朝鮮旅行を承っている
koryogroup.com
在中国英国系のKoryo tours。欧米系大手。英国チャンネル5、マイケル・ペイリンの北朝鮮旅行の番組受け持ったのもここ。欧米系の方が安いだろうと実はここにも話を振っていたが、なんだかどうも話が進まない為最終的にはお断りした。私の英語力のせいもあるかもだけど(でも旦那がチェックしてたが…)。ただ、ここでも日本語のガイド手配は勿論可能とのこと。日本語での申し込みは難しい。
www.youngpioneertours.com
Young Pioneer Tours。あの、朝鮮旅行して拘束され、後に亡くなった米国人オットー・ワームビアが申し込んだのがここ、らしい。日本人利用可かは大して見ていないので知らない。ちなみに現在米国政府の決定により、米国人の北朝鮮渡航は制約があり、米国国籍者は基本的に申し込めない
koreatoursdl.com
こんな会社さんも。中国の会社さんだけど日本語対応可能みたい。中国系だから?ちょっと安い気がする。
www.tgnavitour.com
中国系かな。ここも日本語で申し込めるみたい。
そんなこんなで北朝鮮には簡単に行けるのだけど、朝鮮旅行の価格は経済制裁の影響で重要な外貨獲得の手段だからか年々上がっており、この旅行の最大の敵は金だった。多分過去一番にお金をかけたので、そういった意味でも新婚旅行になった(苦笑)なんせ、普段は貧乏旅行の2人なので…
北朝鮮はグループツアーの方が1人頭の金額は減るのだけど、私たちは団体旅行大嫌いなので、結局2人だけのプライベートツアーを申し込んだ。あまりに金額が高いので4泊5日か5泊6日で迷ったが、同僚と上司に「こんなとこ何回も行けるわけじゃないんだから5泊にしなよ、昔ツアー会社に勤めてたけど、通訳兼ガイドと運転手がついてこの価格は正直安いよ。日本からヨーロッパに新婚旅行ならこの金額普通でしょ」って説得されて、大枚払って5泊にした。
北朝鮮のガイドさんも実は内心「たっけえな…」と思っており、ただ、「実はこの間新婚旅行で日本人カップルがグループツアーで来ましたが、やはりグループだとご本人達の希望が叶えられず、1日旅行日程を離脱して、ドレスアップして写真を撮っていました」という話をしていたので、そういうこともできなくはないっぽい。
散々高いとは書いたけど、上司のいう通り運転手、ガイド2人がついてこの値段は他の国ではもっと凄い価格になると思うので、そう考えてみると安い。
個人で手配しているようなところもあり、先日高速されたオーストラリア人の金日成総合大学の留学生、アレック・シグリーも旅行手配を行なっていた。しかしそういうところは突然拘束された、という風に何かが起きて旅行不可能になってしまうリスクもある…と思う。
JSエンタープライズで申し込んだら、朴さんが作った(クオリティ高い)冊子をくれたのだけど
よくよく見てたら
日本政府が一番こええよ。
昔は、パスポートにこんなの載ってたしね…。昔のでっかいおばけパスポート
だけど…日韓基本条約があったり拉致問題があるとはいえ、昨今、日本政府はなんかさ〜…都合よくこの国を使ってない?ともちょっと思うんだよね。
そして、渡航してみると結構呆れるような過去の日本政府の顔が見えるのであった。
・ガイドブックがある
北朝鮮にもわずかながらガイドブックがある。ほとんど北についての記載なんてなかったっぽいけど(軽い立ち読みだからちゃんと読んでない)ロンプラ(英語版)の「Korea」にも北朝鮮があった。
Lonely Planet Korea (Lonely Planet Travel Guide)
- 作者:Lonely Planet Global Limited,Damian Harper,MaSovaida Morgan,Thomas O'Malley,Phillip Tang
- 出版社/メーカー: Lonely Planet
- 発売日: 2019/02/19
- メディア: ペーパーバック
Bradt North Korea (Bradt Travel Guide)
- 作者:Henry Marr
- 出版社/メーカー: Bradt Pubns
- 発売日: 2019/02/04
- メディア: ペーパーバック
chosonsinbo.com
旅の指さし会話帳 北朝鮮なんてのもある。韓国人に見せたら驚愕していた…
旅の指さし会話帳42 北朝鮮(朝鮮語) (旅の指さし会話帳シリーズ)
- 作者:西嶋龍
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2003/03/08
- メディア: 単行本
・政府からの情報は
日本の海外安全ホームページの北朝鮮ページはようするに「行くな」しか書いてなくてなんも役に立たないから見なくていいデス。
英国の素晴らしいForeign travel advice: North Koreaを見ましょう(英語だけど、英国政府のページは分かりやすく書いてていつも凄いと思う)。正直全体の質も英国政府の方が…。
英国海外安全ホームページにもMAPに"Advise against all but essential travel(不要の渡航は止めてください。)"って書いてありますけど。
(´⊙ω⊙`)
いや私にはEssential travelだし(そういうことじゃない)。行かないとミサイル飛ぶ度に窒息死しそうになったし。
ちなみに、英国は北朝鮮と国交があり、平壌に大使館もあります。現在の在朝鮮英国大使館大使Colin Crooksのツイッターはこちら。
英国の海外安全ホームページは「日本」のことも見られて面白いよ。
・納得できない
ところで、北朝鮮旅行するにあたり周りに相当な変人扱いされたけど*1、一番納得できなかったのは
知人の赤道ギニア人に「北朝鮮に行く面白い人」扱いされたんですけど…。
いやいやいやいやまってまってまって、赤道ギニア*2より絶対に北朝鮮の方が旅行難易度低いから!!!
赤道ギニア人にもそういう扱いされてんの?北朝鮮??