ロンドンくまのこ便り

読書と猫と旅行。地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション376日目

・放置気味のブログでしたが
日本ではまだコロナ、コロナと大騒ぎみたいですが、イギリスはコロナのコの字も出て来なくなり、普通に出勤が再開し、マスクをつけてる人もだいぶ減っております…
別にコロナが消えたわけではないんですけども(周りもたまにかかってるし)。
ポーランド年末年始滞在記もウェールズ旅行も投げっぱなしですけど。

で。唐突ですが夏休みでジョージア(a.k.a.グルジア)に行ってきた。
最近日本で妙に流行ってるらしいけど、何故ジョージアを選んだのか凄く不明。しかもまさかの直行便が無かった…。トルコ経由で7時間とか8時間!英語は通じるのか?ロシアともめてるけど大丈夫!?イギリスでは全くメジャーな旅行先ではないので、周りから「何故、ジョージア…?」と言われまくる始末

結果から言うと、旦那くんも私も「ジョージアめちゃくちゃいいじゃん〜!また行きたい〜!」ってなったのでした。

・そもそも無事着くのか
今、ヨーロッパは人材不足で飛行機が大混乱。鬼門は西欧各国。出発はそもそも普段からめちゃくちゃのヒースロー。この夏にヨーロッパ旅行行った周りの人で飛行機トラブルに遭ってない人の方が少ない。大体、年末年始の時点でポーランド行ったときにルートン使ったら1時間以上荷物が出てこなくて帰宅が深夜になった…
突然のキャンセル、遅延、ロストバッゲージ、オーバーブッキング、空港に長蛇の列で入れない、謎の真っ白の飛行機が来て「この飛行機は●●社ですが、飛行機足りなくて私たち急遽借り出されたので●●社のことはよくわかりませ〜ん」などとアナウンスwとかあったらしい(わけわからん)。もはやエミレーツがヒースロー訴えるレベルの「エアマゲドンwww」声明出してるし。
トルコ航空にトルコ乗り換えだから大丈夫じゃね?とは思いつつ、一応早めに(家にいても仕事しちゃうから)ヒースローに到着。念のためにAir Tagも買った。
今回必ず預け荷物とロストバッゲージしたくない理由があった

ジョージアワインを買いたいから。

手荷物だけじゃ持って帰れないっつーの(免税店で買うという方法もあるけど、こういう国の空港の金額はそもそも目が飛び出る金額になっていることが多い)

ヒースロー、確かにチェックインスタッフが少ないように感じたけど、早めについて並んでいたので余裕でした。前の便は遅れてたみたいでちょっと不安だったけど、これも余裕。夜便でもはや空港閉まる時間に近かったので、セキュリティチェックも行列なし
そんなことより物凄いもめてるアフリカンな家族がいて、そっちがめちゃくちゃ気になった。耳をダンボにして聞いてみたところ
・アフリカ某国に行きたい(多分トルコ経由)
・家族の一部が某国のパスポート更新してなかったのか、あるいは喪失したのか、英国国籍パスポートしかもってない
・某国、英国国籍者は要ビザなのに、ビザがない。ビザが無いから航空会社も乗せられない
…それぐらいチェックしとこうぜ(;´д`)結局乗るの断念してたっぽい

こっちでもこんな可愛い飛行機あるんだねー

夜便なのに、全然眠れない2人。うそごめん、イスタンブールからトビリシまでは私めっちゃ寝てた。あまりに眠すぎて着陸時「お〜…これがジョージア…」と見つつ、寝るを繰り返してたんだけど、トルコ航空が超荒い着陸と急ブレーキをかますもんだから、起きた。
今回、旦那が「不安だから送迎をつける」とか言い出したのでちゃんと空港に迎えが来てた。空港で名前を掲げてる人ってそういうことか。割高なんだけど、ジョージアは空港で売ってるSIMカードがめちゃくちゃ酷い値段設定だったし、これはまぁよかったかも。

…運ちゃんのめちゃくちゃ荒い運転を除けば…(;´д`)

ジョージア、全体的に凄く良いんですけど、「運転の荒さ」は本当にやばい。イギリスでも車の運転平気でする&日本で運送会社に勤めてた経歴のある私ですけど、ジョージアは「この国で運転、まぢ無理」と思ったほど(;´д`)

ジョージアトビリシあれこれ
さて、EUを抜けたくて抜けちゃった国(イギリスとかイギリスとかイギリスとかイギry)があれば、EUに加盟したくてしたくてしたくてたまらない国があります。

ジョージアです。


加盟していないのにEU&NATOセンターがあり、

パスポートスタンプもどこかEUを彷彿させるもの(右は本物・ジョージア、昔は全然違うスタンプデザインだった。あと入国の時に出入国審査官に「ウェルカーム!」って言われたwww昔は入国時に観光客にワインボトル配ってた時あるらしいよ)

車のナンバーもEU風(右は本物・見本)

極め付けのあらゆるところで風になびくEUフラッグ。行く前に周りの人とたまたま「正直イギリスなんてEU加盟中でもぜんっぜんEUフラッグ掲げてなかったよねー」って話をしていたんですけど…。

その昔、オランダから来たイングランドウィリアム3世がイギリスのことを

「この国の連中ときたら、愚かしいまでに自分のことばかりに夢中になって、外国で何が起こっているのかについてはほとんど関心を寄せていない。まるで地球上にはこの島しか存在しないか、あるいは外の世界のことなどまったく関係ないかのごとくだ。」
君塚直隆「悪党たちの大英帝国」93頁より

といったそうですが、イギリスは結構「insularity(島国根性)」。一方のジョージアユーラシア大陸の真ん中の方、ローマ帝国ビザンツ帝国、ペルシア帝国、アラブ帝国オスマン・トルコ帝国、モンゴル帝国ロシア帝国など色んなところに占領された歴史があって、今もロシアとは南オセチアアブハジアでもめているので只事ではない…

…が、駐日ジョージア大使の過激発言も見れるけど、そうはいってもロシアと関係が切れないところからか、先日のEU加盟候補国から落っことされてしまったけど。
ちなみにジョージア、観光客めちゃくちゃウェルカムで、日本人やポーランド人に至っては(適切な医療保険に入っていれば)ビザ無しで1年滞在できるんですけど、
その領土でもめているためか台湾パスポートを一切認めず、台湾人入国禁止(; ・`д・´)

街中の観光客にはイスラム系の人も多かった(ジョージアは西欧よりの割にはイランとも関係悪くないらしく、イランの人も結構いたと思う)。

そんなことより、街中のグルジア(ジョージア)文字!

ありとあらゆるチェーン店にジョージア文字がついてた(決まってるのか?)。日本ではカタカナマクドナルドも絶滅寸前なのに

アルファベット以外の文字が好きなのでこれは萌える(個人的趣味)

トビリシvsソウル。日本ではとっくの昔に無くなってしまったダンキンドーナツ(若い子はあったことも知らなさそう。かくいう私も日本で食べた記憶無いし…(村上春樹の小説には出てきてたけど))

流暢とはいえなくとも、英語も割と通じたし、ジョージア人はなかなか親切な人が多くてめちゃくちゃ旅行しやすい。なるほど〜ジョージアノマドとか言ってる人もわかる気がする。物価はロシア侵攻で確かに結構上がってたけど、イギリスに比べればもちろんまだまだ安いです(でも円安だから対日本円だと思ったほど安く無いかもしれない)。ATMもたくさんあって現金下ろすのも問題なし

観光業に力を入れているジョージア、そこらじゅうにお巡りさんもいて、治安もかーなり良さそうでした。少なくともロンドンやパリよりは安心できた(ぉぃ)

ちなみに、ジョージアに「スターバックス」はまだないです。

ジョージアで温泉(ハマム)に入る①
トビリシはそもそも名前の由来が「あったかい」らしくて温泉が湧き出るところなので温泉がいっぱいある。Bathの由来の街があるのに温泉にはちーっとも興味のないイギリスから来たので、もちろん入る!温泉街へゴー
まずは超超超観光客向けの「Chreli Abano」から。日本のガイドブックには国外からの予約不可とか買いてあったけど、この数年で変わったのか、オンライン予約できた。しかも「予約システムにミスがあって15分後になるけどいい?」ってイギリスまで電話かかってきた。観光客が殺到しているくさいので予約した方が吉
www.chreli-abano.ge
ここは全部貸切家族風呂。というか、うちの旦那くんは「公衆浴場」が苦手なので助かる。日本の温泉でも結局わざわざ家族風呂借りて一緒に入ったし。トビリシでは公衆浴場もあるけど貸切スタイルもよくある

持ち物はタオル、サンダル、シャンプーとか。タオルは借りれるけど有料だし。ドライヤーはあったので不要。めっちゃ硫黄の匂いがして(旦那くんは「Tamago Smell〜!」って騒いでたけど)熱々でよかった。20ラリでキシというジョージアン垢擦り可能。なんか公定料金でもあるのか、垢擦りの値段はこの先どこも一緒だった
支払いはカードで事前決済だったのに、垢擦りだけは何故かここの浴場だけ現金払い。ちなみに入った全箇所で垢擦りしたんですけど、ここの垢擦りは一番適当wwwでした。旦那くんは人に触られるのが嫌なタイプなので、垢擦りやったのは私だけ。あつあつの風呂に入って、休んで、また入ってを繰り返した
久しぶりに温泉に入ってめっちゃ肌がツルツルになって気に入ったので、滞在中更に他のお風呂も入った。最終的に3カ所行ったけど、旦那くんは結局ここが一番好きだったらしい。観光客向けなので綺麗。ただし高い

夕飯はヒンカリ!ロンドンでもジョージア料理のレストランは何度か行ったことあるけど、やっぱ違う〜!美味しい〜!変わり種っぽいポテト&チーズとかも美味しい

つづく(今度こそ…汗)

ミッション375日目

全くキラキラしていないロンドンライフ✨をお届けするブログのため、
日本の方がドン引きしそうな使えるようで使えない現地情報をお伝えします…(旅行記書きたいんだけど…)。

・Squattersの追い出し方
一体何がどうしてこうなったのか、治安が相当イマイチなエリアであることは承知で(でも、発展し続けているこのエリアを特に知っていたので)買ったのだけど、下の階との多少のイザコザ以外は特に何もなく、他のご近所さんたちは良い人たちでまぁまぁ平穏に暮らしていたのに、今年に入って突然、下の階以上の騒音問題に直面することになった。
きっかけは、我が家の前に空きテナントの事務所があったこと。ここに、昨年の結構前から突然、人が住み着き始めた。とはいえ、特に何もされなければ問題がないので放置していたのだけど、ここ数週間前から突然、土曜日の夜にものすごいビート音が深夜中響き渡ることに…というか、なんなら日曜の朝までかかっている…。レイヴパーティーやっとるやーん…発信源はその事務所…
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旦那がずっと「あれはSquattersだろう」と言っていた。Squattersとは不法占拠者のこと。不法侵入したら即タイーホの流れは日本の常識であって、イングランドでは空き家に不法に住み着くことや侵入することは、基本的に違法ではない。なんなら、やり方次第ではその土地を最終的に手にすることもできる*1のである…。
昔は、夏休みに長く留守にしていたら不法占拠者が家に住み着いて、家を取り返すのに数ヶ月かかり…ということがレアケースであったらしいけど、2014年に法律が変わって、住宅ではそれは現在違法。でも、商業用施設では今のところ違法ではない。なんでそんなことになってるかというと、歴史に発端するんだけど…
www.gov.uk
…ま、静かに暮らしている分には別にホームレスが住もうがSquattersが住もうが何かの抗議活動をしようが私たちも気にしないが、一晩中クラブミュージックかけはじめたらそうとはいかない。

しかも民事介入したくない警察は、基本的には動かない。ましてや騒音問題なんてもっと動かない。

実際問題、ご近所も我々も何度も警察を呼んだのである。来てくれたこともあったが、口頭注意だけで何もせず、日曜の朝までズンズンビートが続くのだ。たまったもんではない。しまいにゃ「忙しいんだから警察呼ぶな💢カウンシルに言え!」と言われる始末
幸いこいつらは土日にしかやらなかったけど、そういう問題じゃねえっつーの。

…動物園なの?この国(-_-;;;)

私の週末を台無しにした罪は地球より重いっっっっっっ💢
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※そうは言っても、実はちゃっかり寝てました…

どうするか?

地権者にチクるのである。

私「Squattersが住み着いて、週末にレイヴパーティーやっててこまってまーす。なんならドラッグとかもやっているんじゃないかと思いま〜す。近所の人と言い争いしてるところも見ましたぁ(実話)。警察も何回も呼ばれてま〜す。なんとかしてください」

まぁ、地権者だけではなく、カウンシル、警察、更には地元のMP(国会議員)までに旦那と2人で連絡したった(-_-;;;)
地権者はすぐに動き(というか、すぐに動かないと面倒なことになる)、裁判所から立退き命令の紙が貼られた…が、Squattersは当然無視。警察とやり取りしていたが、2度目の深夜中に響き渡るレイヴパーティーの後、ある日唐突に連絡が来た

警察「裁判所命令が出たため、明日の朝5時に 強 制 執 行 します。」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

…つうても、警察すら信用していないので、本当にやるのかな?と思って、わざわざ早起きして見守ることにした。
会社の人には「そんなこと言ってもイングランドだから、警察すら寝坊や遅刻してもおかしくなくねえ?」とか言われたけど。

まぁ、我が家の場所とか知られたら困るんで残念ながら写真はお見せできないんですが…。

5時前にそれっぽい車が様子を伺い、中に奴らがいるのを確認して、ちゃんと5時過ぎには大量の車(パトカーではない)と2台の救急車が到着(; ・`д・´)
この時間を選んだのも、近所迷惑にならない程度で奴らを確実に確保して追い出すためだろうなぁ。
そしてぞろぞろ降りてくる警察官…

うわああああエンジンカッターか何かでゲートの鍵切ってるううううう!!!!火花散ってるうううう!!!( д) ゚ ゚

なんか日本のテレビとかでこんなん見たことあるような気がするよぉおおおお!!!!( д) ゚ ゚
www.asahi.com
※イメージ写真(中核派拠点…いや本当にこういう感じ?ここまで武装してなかったけど)

救急車まで待機していたが、幸い、Squattersは素直に従ったため、強制引越しで終わったらしい(逮捕してもいいのに…)。ぞろぞろ出てくるヒッピー風の若者たち。てか、10人近くいたのかよおおおおお_| ̄|○女性もちらほら…
運び出された荷物には洗濯機、冷蔵庫、大量の巨大スピーカー、アンプ、自家発電機まであった…。チッ、大雨が降ってたら全部ぶっ壊れてくれたのに
多分、予想なんですけど、週末近所のチャヴ*2集めて金取って自家製クラブでもやってレイヴパーティーやってたんじゃないかと…。

英国では、進むSquattersの規制に「ホームレスの居場所が失くなってしまう!」という批判もあるのですが…
ガチのホームレスは、自家発電機持ってないだろう…_| ̄|○

大量の荷物と追い出された若者たち。中には親らしき人が迎えに来た人まで…いや私が親だったらこんなん即ぶん殴って詫びさせるけどな…(-_-;;;)

というか…

イギリスの救急車って1時間待ってもこないとかあるのに…

高い税金払ってるのに…

こういうのに使われているのか…(;´д`)

とはいえ、これは地権者がすぐにまともに動いたので、ラッキーなケースで、全然片付かず騒音を出し続けるヒッピーの寝床になってしまったケースはイングランドの各地であるんですよね…(;´д`)
www.bristolpost.co.uk

www.swlondoner.co.uk

高すぎるロンドンの不動産代に文句をつけたり、抗議活動するのは良いんですけど(我が家の前のSquattersがその目的で居座ってたのかは知らないけど…)、

何故ご近所に気を使えない???

菓子折りぐらい配って静かに暮らせよな、むかー!そりゃまぁ、ストライキも嫌がらせして抗議活動するといえばそうなんですけど、結局自分たちがやりたいようにやりたいだけじゃん!って思ってしまうのでした。

日本にいた時は「日本のサービスは提供しすぎる!」とか思って仕事で疲弊していたんですけど、こっちに来たらこういうことが起きたりして、プライベートで疲弊するので、なんだかどっちもどっち…と最近思いましたよね(-_-|||)
日本にいると、日本の常識の上で欧米は自由さがあるのかと思いがちなんですけど、そんなことは当然なくて、日本で常識的なことが通じず、他人に迷惑をかけても許せる社会どころか迷惑のレベルが違うんだなぁ…と思い知らされてたのでした。やったもん勝ちなので、泣き寝入りは絶対だめだ(絶対泣き寝入りとかしないタイプだけど)

シド・ヴィシャスが生まれた国は違うなぁ…(違)

次回こそは
ダラムとヨークにいった話
ブリストルに行った話
ポーランドの年末年始続き
・またルイスに行って素敵なクリームティーをした話
・っていうかウェールズ旅行記続き

でも書きたいですね_(:3 」∠)_

*1:なお、スコットランドでは違法

*2:ロンドンの下層階級を表す侮蔑語。特に白人で生活保護を貰いながらカウンシルフラットに住み、スポーツウェアを着て偽物(本物もあるかもだけど)のブランド品身につけて…みたいな人たち。日本語でいう「DQN」に近いが、日本は階級社会ではないので、またちょっと違う

ミッション374日目

・年末年始はポーランドで過ごす
夫の会社は、年間50日以上の有給休暇があるにも関わらず自由に取ることは不可で、会社が毎年休みを指定してくるスタイル。そのせいもあって、クリスマス周辺の休みは5年に1度しか回ってこない(マジ)。クリスマス当日は列車全運休のロンドンのため当然お休みなんだけど、その他のボクシングデーだの、正月だのなんだのは夫には関係ない。
で、このコロナの渦中5年に1度のクリスマス周辺休暇がやってきた…ので、結婚して初めてクリスマスをポーランドで過ごしてみました。オミクロン株のせいでイングランドポーランドのルールがコロコロ変わり、本当に行けるのか行くまでは胃がキリキリしっぱなしだったんですけど、なんとか渡航成功…というか、ポーランドイングランドも別に検疫確認が凄い厳しいわけでもなく…お金かけて頑張って色々用意した意味あった?感半端ない。チケットも物凄く高騰していたので、5年に1度という機会でなきゃ間違いなく行かなかったと思う…_| ̄|○

「ここまでして行く意味あったかな〜」と思ったけど、甥っ子が「ちょ〜〜ちゃ〜〜〜〜〜!!!!(おばちゃん)」ってハグしてくれたんで来た意味あったなと思った笑
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しかも生まれて初めてのホワイトクリスマス…
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カトリックポーランドの伝統的クリスマスは、イギリスとはぜんっぜん違ってイブの夜がメインで、お肉は基本的には不可。伝統的に食べるのは鯉らしいが、義妹の家では鯉は出ず。「ポーランドでクリスマス前にバスタブに泳がせる鯉」の話が日本人の間でたま〜に騒がれてるけど、あれはもうかなり廃れた伝統かな…と。やってる家はほぼ無いのでは。旦那くんが小さい頃はやってたらしいっす。義妹んちなんて、そもそもバスタブ無いし、旦那くんは鯉は嫌い
en.wikipedia.org
オプワテク(opłatek)っちう白いウエハース(?)的なやつもクリスマスぱーちーで分け合っただよ。義妹が用意したニシンが超超超美味しくて…美味しくて…白いご飯と食べたかった…
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イルミネーションを見に公園に行ったら、何か鳥居があった(^^;)(日本庭園らしいが、雪に埋もれていた…)
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外はすっごい寒いけど、この中は暖かそう
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ポーランド語で「Wesołych Świąt」は「メリークリスマス」。全然関係ないけど、誕生日祝う曲は日本人がよく聞く「ハッピーバースデー」ソングとはメロディーも歌詞も全然違う

・トルンに行った
いつも義妹の家や旦那くんの家族の家に行っても親戚に会っておしまいなのを義妹夫婦が憂いて、世界遺産都市トルンまで連れてってくれたのだ
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トルンといえばコペルニクスの出身地でもあります。しかし寒かった…笑
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早速世界遺産の旧市庁舎に登る。改修工事がこんな風にされたらしい。まぁ、ヨーロッパアルアルなんですけど、バリアフリーもへったくれもくそもない階段をズンズン登るタイプなので、ヨーロッパ旅行は若いうちにすることをオヌヌメします…
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眺めはいいんだけど、めちゃくちゃ寒い…ヽ(;´ω`)ノ
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クリスマスシーズンなのでイルミネーションが綺麗。普段は黄色と赤の看板のビエドロンカ(ポーランドのスーパー)も、トルン仕様なのか京都みたいにモノクロになってた
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義妹夫婦オススメのレストラン。超人気。グダニスクにも支店があるそうなんだけど、トルンが本店なんだとか。海外で当たる料理が「タルタルステーキカルパッチョ、テリーヌ」らしいけど私は平気で食べる(何ならポーリッシュスーパーでタルタル用の肉買って普通に食べてる)
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この超巨大ポークステーキがイギリスポンドだと約7、8ポンド(^^;;;)(対日本円だと大体1,200円ぐらい)凄いだろ…。とはいっても、ポーランド自体は平均月収が最低7万円ちょい、通常は10万から15万ぐらいの国なので、ポーランドの収入からしたら安いとは言い難いんですが…。しかもイギリスより収入の伸び率が高いので、そのうちこんなこと言ってられなくなる(かも)。宿の代金も英国で稼いでる我々には安くてビックリした
超人気店らしく、めちゃくちゃ混んでました。並んだ。
chlebiwino.eu
義妹夫婦はパーリーピーポーなので、夜中までビール飲んでモノポリーしてた(-_-;;;)翌日はプラネタリウムに行きました。私相当疲れてたのか結構寝てもうたよ…
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トルンで有名なものはジンジャークッキー。居候(韓国人)にあげたらビミョーだったみたいだけど、うちの会社の上司(日本人)は超気に入ったらしくめちゃくちゃ食べてた。日本人が大好きなポーリッシュポタリーはトルンでは全然売ってないです
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ヨハネ大聖堂。子連れなので翌日昼過ぎには退散。トルンって本当は、ポーランドを南北に横断するヴィスワ川対岸からの眺めが有名なんですけど、川、めちゃくちゃ寒そうだったヽ(;´ω`)ノ凍ってない?
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久しぶりのポーランド滞在記。続く…かもしれない(気分による)

・中国朝鮮族?のおばあちゃんからカンジャンケジャンを買う
私があまりに「カンジャンケジャン(韓国料理・カニの醤油漬け)が食いたい」と連呼していたせいか、居候(韓国人)がカンジャンケジャンを入手してきてくれた!!
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カニは小さいけど、ピリ辛でおいしかった…というか、カニなんか食べたのいつぶりだろうか…
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手作り豚足(チョッパル)も手作りマンドゥも凄く美味い!で、この入手先が、ロンドン韓国人コミュニティーで見つけたおばあちゃん。連絡はカカオトーク(韓国のLINE)のみ、支払い現金のみ、しかもこのおばあちゃん受注生産のためいつ来るかもわからない。カカオトークも使い慣れておらず、コミュニケーションが上手くとれず居候、若干イライラ(^^;;;)しかもいつ持ってくるのか、不明(^^;;;)連絡が来なくなったと思ったらうちらの注文を料理してたらしい。「私、今無職中だから別にいつでもいいけど仕事してたら超イライラだよ!」と居候。日本人にも絶対ウケるけど、日本人には注文方法のハードルがかなり高い…(^^;;;)

そして極め付けは、「おばあちゃん、中国系の人かも…」と。英語も訛っていてそうとう聞きづらい上に、韓国語が、変だと。「4시좌우요」という返事が来て、これ、日本語にすると「4時左右ですよ」

居候「なぜ、ここに左右???なんかわかるような気もするけど意味不だヨー…」

調べると、左右は中国語で「だいたい」とか「約」っていう意味らしく、おばあちゃんは「大体4時頃(に届けられる)よ」って言ってたみたいだった(^^;;;)居候とクリビツ。中国朝鮮族の人だったのかもしれず。ロンドンには北の人もいるみたいだし、会社の人のママ友さんは日本語ネイティブ韓国語不可の在日の方みたいだし、うーんインターナショナルロンドン…
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おばあちゃん、スンデ(韓国のブラッドソーセージ・中に餅米とか春雨も入ってる)まで手作り。凄いな(^^;;;)これも美味しかった。スンデは日本人には評価が別れる(韓国人にも)食べ物だけど、私は結構イケますわ(初スンデ)

ミッション373日目

・イギリスの古い家(といってもイギリスの中では古くない)の洗礼を受ける
さて、買った家の改装についてなんですが、全然進んでおらず暫く廃墟か?って中で住んでました。
発端は階下の家の騒音。壁も床もちゃちいのに、下の階が音楽好き。それも大音量かつクラブミュージック系の大低音。頻度は高くないとはいえ、最初の頃は夜中の12時まで音楽かけている時も…。
話し合いすると収まるんですが、何故か2週間後辺りに復活するの繰り返し。おまけに下の階は遂に逆ギレ。最終的に行政がレターを送りつけたため、大分音楽鳴らなくなったんですが下の階は我が家へ不満爆発。

前の家がオフィスビルを改装した家だったので、騒音問題といえば専ら階下に新しくできたレストランぐらいで、マンションの中自体は壁も床も分厚くて何もなかったんですよ。
この家引っ越してきてびっくりしたのは、上の階が歩くとギシギシが凄い。まぁそれは慣れちゃったんですけど、下の階にも当然我が家の音が響いてるわけで。
将来的に子供なんかできてしまった日には最悪のバトルが待っていることも目に見えてるわけで。
周りには「イギリスってそんな家ばっかり」と言われ。

夫は最初の頃、自分で直すと息巻いていて、メインベッドルームになんだか接着剤だの釘打ってみたりだのするが直らない。
「仕方ないw」「ビルダーの義弟も前に直してみようとやってみたことあるけど無理だったってwww」の一点張り。
それでどんどんメインベッドルームを作ってしまったわけです。

改装を一刻も早く安く終わらせて快適な家に住みたい旦那と、改装前にプロを入れて防音工事をしたい私で喧嘩が絶えず。
…でも、いよいよ下の階の騒音に耐えきれなくなり、私が警察のパトカーに乗って救急病院に行く事態*1となり(-_-;;;)

旦那も防音工事をすることにようやく納得し、防音のプロの会社を探し当てやってもらうことになったのでした…とはいってもここはロンドン。工事まで2〜3ヶ月待ち。そのためなーんもできなかったんですが、この度やっとこさ来てくれたのでした。このコロナ下で在宅勤務する人が増えて、騒音問題件数がかなり増えたとか…
とりあえず今回はメインベッドルーム以外をやってもらうことに。謎の会社設立15周年記念で、15%オフ(これは結構大きかった)

・びっくりするほどの欠陥住宅
イギリスの家は頑丈で長持ち…などという記事をたまに見かけるけど、あれは全部嘘だと思う。というのも、昔YMSで一級建築士の子がこっちで図面引きのバイトをしていたんですけど、「驚くほどいい加減で測量がされてなくてびっくりした」っつってたんです…新築ですらそれよ。
で、今回工事でビルダーさんが床を開けて一言「結構難工事だなこれは」
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なんでかっていうと、この家が建てられた(ちなみにそんなに古くない)年代の建物の多くがそうなんだそうですが、時間と人件費節約のためにかなりの突貫工事で、本来行うべき工程がきちんと成されてないと(T_T)
床を水平にするためにコンクリートを流し込んでいるのだけど、そのコンクリートを一度乾かして再度コンクリートを入れるべきところが、ささっと乾かして終わりにして別のレイヤーを流し込んでいない。だから、床が水平ではない。
その上に木を組んで床を組み立てるわけだけど、そもそもの床が水平ではないから、歪んでいる。だから、床も真っ直ぐではない。
更に日本では特殊乾燥させるらしいんですが、この木も湿度やら何やらで伸縮し、隙間も生まれて、しかもフロアパネルも痛んでおりこの釘の取り付けもよくないため、床鳴りまくり。

当然断熱材なんか入ってない。

てか欠陥住宅じゃねえか💢

旦那が接着剤だの釘打った程度で直るレベルの床鳴りじゃないじゃん(-_-;;;)

この工事の前に旦那の同僚のご主人(カーペンター)に別の工事で来てもらって*2、「日本の家と比較したら、イギリスの家なんて全部ク●」というお言葉貰っていたんですが。
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「ご近所トラブルには大枚はたけ(金ねーよー、下の階に請求してえよー)」ということで吸音効果もある断熱材(ロックウール)を詰めてもらい、水平ではない床には水平になるようにしてもらい、更に防音パネルを敷き詰めたのでした。
なんせ、前は我が家が文句言った後のFワードすら下の階から聞こえてたから(苦笑)
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プロすげー。はえー。でも家の中超Dusty〜涙

しかも、断熱材を詰めたのでラッキーなことに暖房の効きまで良くなり(韓国人の友達が長らく居候中なのですが、効きが悪かったセカンドルームがあったかくなった!と)
工事会社の人も凄くいい人で、良かったです。

旦那「メインベッドルームもやってもらおう」
と即見積もり取ってるし(-_-;;;)(お前なー…)

お財布には物凄く痛い出費なんですが(T_T)、痛んでいた床も全部変えてもらったし新しい素材になって、床のギシギシも全てストップ、歪んでいた床も真っ直ぐになり、無事にジャンプもDDRもリングフィットアドベンチャーもダンスパーティー(予定なし)もやれる家になったので本当にやって良かったっす(T_T)
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ここから古い壁紙を剥がしていって、壁の穴やギャップを直してペイントしたらフローリングを被せていきます(予定)

日本のリノベーション番組で古い家に断熱材をよく入れてるけど、断熱材って大事だなって思いました…。
イギリスの家でカビや結露(これはうちはあんま無いんだけど)に悩まされてる人は断熱材を入れることも検討したほうがいいと思います…。
「海外の家は日本の家と違って暖かい!!!」というのもよく聞くけれど、イギリスの家は決してそうでもなく、隙間風があったり、断熱材がまともに入っていないからテラスハウス(長屋)の横が建て直しの為無くなったら途端にカビだらけ、という話も周りから聞いてヽ(;´ω`)ノ

海外のシェフなんかに和食指導したり、日本がどれだけ素晴らしいかの番組、ああいうのって私嫌いなんですけど、今回あんまりに辛すぎるわお財布の中身も寂しいわで

今回の件に関しては日本の施工業者に来てもらってイギリスの突貫工事の欠陥指摘全部してもらって「これは日本ではあり得ませんね」って言ってもらって劇的ビフォーアフターやってBBCに流してほしい…ぐらいまで思った_| ̄|○マジ私が許す

ちなみに、イギリスには既にそういう番組とかあるんですけどね、ハハッ

しかも壁のスカーティングを取っ払ったら副作用でセントラルヒーティングのパイプが経年劣化で微妙な水漏れしていること発覚したのでプラマーが必要になった。床に水がすこーし染み込んでたらしいっす…
金が飛んでいく、死ぬ…_| ̄|○

・そして
居候(韓国人)の希望によりたこ焼き焼きましたん。これも、前の家だとガスじゃなかったのでできなかったことですね(電気のたこ焼き機買えば一応できるけど)。居候は初めての手作りたこ焼き作りに大喜び
Amazon UKで適当に売ってたたこ焼きプレート(しかもイワタニのだった)とピックを買ってみたら無事できましたん
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普通のたこ入りとキムチーズソーセージのやつを作りました。紅生姜は買うの忘れた
たこや天かすなどの材料もWASOさんで頼んで、すぐに送ってくれるので超便利。なんていい時代なんだ
www.waso.tokyo
こんなに作って(写真の量が他に+2皿)、食べ切れるんかねと思ってたのに3人でぺろっと食べてしまいました…
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ちなみに、日本でも亡くなった母親がいきなり立派なたこ焼き機買ってきてからたまーにたこ焼きが夕飯とかありましたけど、自分では全然作ったことなくて(^^;)(凄く難しいと思い込んでいた)
たこ焼き焼くのも、天ぷら揚げるのもイギリスに来てから身についたスキル…ヽ(;´ω`)ノ

*1:詳細割愛

*2:彼にも防音工事の見積もり取ってもらったけど、この会社より高かったので頼みませんでしたん。15%オフ無いし。でも、15%オフが無かったら金額的にはほぼ一緒、ただ、防音工事の会社の方が工事のグレードが上だった

ミッション372日目

ウェールズについてもまだ書けていないのに
ブログ、書かなくなると全然書かなくなってやばいっすね。元気に過ごしておりましたよ。
夏の北ウェールズ旅行記は一旦中止(;´д`)して、マン島に行って来ました。マン島ってどこかって?一応説明すると、ここである
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グレートブリテン島と、北アイルランドの真ん中。バイクのレースで有名な島。大きさは淡路島よりちょっと小さいぐらい
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このマン島、イギリスの「王室属領」というやつで、イギリスなんだけど、イギリスじゃない…。イギリス海外領土でもなければ、連合王国の一部でもない…自治権があって…でも、イギリスが一部責任を負っている…という場所なのである。
少しずつコロナの緩和も進んだ秋の休み、最初はポルトガルに行こうかなと思っていたのだけど、クリスマスにポーランドへ行くことになり、これが想像以上の激高だったため、適当に選んだのが家から近い空港からぴゅーっと行けちゃうマン島(しかも3泊4日だけど行き帰りが遅くて早い時間なので実質2日)だった

…。

で、何があるの?(ぉぃ!)

入国(島?)については英国→国内線扱いだけど、コロナに関しては10月4日からイングランドのルールに則するも別の隔離不要ルールを持っていて、2週間前以内に予防接種2回済の証明書を送って隔離免除依頼出した後にアライバルフォーム的なやつを入島48時間前に提出して貰えるQRコードが必要だった(でないと島でフォーム書かされる)。飛行機に乗るのと入島には写真付きIDが必要で、念のためにパスポート持っていったけど(英国はIDカード的なものがないので、結構皆パスポート持ってた)、英国の運転免許証でも大丈夫だった。その割に島はマスクしている人もほとんどいなかったけども…
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で。郵便好きとしては、「マン島は独自の郵便局がある」ので、とりあえず家からオーダーして事前に記念切手を買ってみた(驚くほどの速さで届いた)
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島の空港に着いたら早速「Isle of Man Post」の郵便ポストがあった。Ellan Vanninはマン島語で「マン島」の意味である。イギリス(マン島はイギリスじゃないけど)は多言語の国なのだ。でも、マン島語は一旦消滅言語となってしまったものを復活させようと頑張っているという経緯もあり、ウェールズ語みたいにどこの看板にでも併記してたり(ウェールズ在住で英国の免許証を発行すれば、日本人だろうがなんだろうがウェールズ語がつく)、はてまた子供用のテレビ番組があるわけでもなく、島で話していると思わしき人も見なかった
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マンクス博物館にも行ったけど、1883年に刺繍されたものでも英語である。博物館をパッと見てもマン島語のものが見当たらない。口頭伝承の文化だったのでマン島語の書物が出たのは18世紀初めになってやっとで、「マン島語なんか喋っててもしょうがない」と親も子供に教えないため、19世紀にはもうほぼ話者がほとんどいなくなってたそうだ
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…さて、この超オフシーズンのマン島、着いてから調べてわかったことは、この島、オフシーズンには全力で休む(んで、修復とか工事とかしている)ということ_| ̄|○名物の電車も夏季のみ運行で、それは知っていたけど、それどころか史跡類や有名な大きな水車まで今年は11月17日までの営業で来年のシーズンまで全部閉めてしまうとな!!!嘘でしょ…_| ̄|○
やることがないので、とりあえず主都であるダグラスの街をぶらぶら歩く。マークス&スペンサーやJDスポーツなど、ロンドンと変わらないお店が並んでて思ったより結構都会。そうだ、ここは租税回避地の一つでもあった
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バイクグッズショップがあるのがマン島TTレースというオートバイレースの有名な島っぽい。
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坂があって、海があって、絶妙に都会でも田舎でもなく、なんかこの街の雰囲気どっかで…( ´_ゝ`)

あ、わかった、熱海だ。温泉の無い熱海。

実はダグラス、元々はマン島の主都ではなく(カッスルタウンという街が主都だったらしくこちらには城がある)夏の行楽地として栄えてきた歴史がある。人口も熱海と約5,000人ぐらいの違い(熱海の方が多い)
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魚介類の料理が英国本土より豊富で、パブに行ってもその手のメニューがよくある。セイヨウイタヤガイ(Queen Scallop、専らQueeniesと呼ばれる)、美味しい
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マン島の旗のマークは三脚巴。NHKのドラマ、いだてんのロゴになってた、あれ。街のいろんなところで見る
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夏に来たらもっと綺麗なんだろうなぁ
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適当に見つけたおしゃれなシーフードレストランに入ったらこれもとても美味しかった!ロンドンでこういうのがこれぐらいの価格でいつも食べられたらねえ…。ちなみに、ダグラスであっても夕方5時頃には店もガンガン閉まってしまう。このレストランもまさかの21時まで。健康的だな
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さて、ダグラスにずっといてもしょうがないなと思い、次の日、マン島西側にあるピールという小さな街に行くことにした。なんか、キャーキャー言いながら海に入って寒中水泳大会やってる人達がいる…
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島での移動はバスが便利。のどか〜な風景がひたすら広がってる。西側の端って言っても、30分ぐらい
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で、着いた。なんでここに来たかというと、ガイドブックに載ってたピール城が見た目綺麗だったから。といってもオフシーズンは全力で休むマン島(=_=;;;)なので、城は閉まっており、中には入れず…。意外とね、散歩してる人や城を見に来てる人もいましたよ。それにこの城、外観がめちゃくちゃ素敵じゃないです!?ちょうど海が満ちてる時でいい感じの写真
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この小島、セントパトリック島っていうんだけど11世紀にヴァイキングによって築かれた城、だそうで。ピールの街も小ぶり〜なぷりちーな街
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マン島はManx kippersという魚の燻製が有名らしいので、工場直売店に行ってみることにした。この魚丸々2匹が入って2.5ポンドって安くね…???ロンドンなら小さな燻製鯖のフィレ2切れで2.5だよ…。しかし、イギリス(と言っていいのかわからん)でこんな道の駅みたいなお土産を買うことがあるとは…。あと、ベーコンとカニの身もお買い上げ。ちなみに英国本土にもネット通販で送ってくれるそう(ただ、送料がかかるのでこんなに安くはない)。うーん、ますます伊豆っぽさを感じる。
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最初、こっちの店に行こうと思ったら「お昼休みでーす、1時間後に戻りまーす」という張り紙があったので近所の別の直売所行った(写真は忘れた)。まぁそもそもこの黄色の直売店は実はダグラスにもあるんだな。
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人気そうなレストランに入ったら「すいません、予約で満席です」と(涙)こんな田舎の平日でそんなことがあるんかいっ!有名な店なんだろうか。仕方ないからパブ飯。やっぱりQueeniesがある。ベーコンと炒めてあって甘じょっぱくてチップス(フライドポテト)より白米にぶっかけて食べたい味!
ウェールズに行った時、コンウィというムール貝が有名な(像まである)街に寄ったんだけど、どこでも貝が食えるのかなと思ったらそうでもなかったのに、こっちは本当にどこでも海産物があるなぁ
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旦那の頼んだフィッシュ&チップスもサクサクふわふわでまいうー(゚g゚)でしたん。
バス一日券買ったから他のところ行ってみる?と思ったら、旦那くんが「とっても眠くて疲れた」と。あーたさっきまで一人でノリノリで丘の上までズンズン登ってたじゃん。どこまで行くのかと思ったわよ
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というわけでダグラスに戻ってホテルでゆっくりしたよ。次の朝の早い便でロンドン戻る。マン島空港小さくて「平壌の空港みたい」とか言い出す旦那。いや…平壌の方が…多分大きい…かな?(;´д`)
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荷物検査場もめちゃくちゃ小さい。のに、職員さんが真面目〜で旦那くんのバッグを無茶苦茶検査(ゆっくり)していたwww平壌空港なんてペットボトルの水持ち込めるぐらいザルでしたけど笑あそこは飛行機を爆破したことはあっても多分自分たちがテロに遭うことは考えてない
免税店っていうか…売店…があったけどこれまたおばあちゃんがのんび〜り接客。なんせ最初に店入ったら誰もいなかったからな(-_-;;;)
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マンチェスター行きなんかまさかのプロペラ機。
家から空港も遠くないので、午後には帰宅。すっごいビックリしたのは、出した絵葉書が全部、既に届いていたこと!マン島郵便局は仕事がめちゃくちゃ早いようだ!( д) ゚ ゚魚介類の通販してるぐらいだからか!?
しかも切手買ったからかマン島郵便局からクリスマスカードも届いてた(笑)
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というわけで、そんなシーズンオフマン島の旅でしたん。郵便&地理マニア的にはシーズンオフでも満足したけど、皆様には夏に来ることをオススメしますわ。それにしても、伊豆を思い出すような島だった…。温泉でもあれば冬も楽しめそうだけど(笑)
でもロンドン着いたら早速満員電車のマナーの無さにブチギレで、島ののんびりした雰囲気よかったなぁ〜(夏は観光客でうるさいかもだけど)
淡路島は行ったことがないので、わかりまへん。おわり。