ロンドンくまのこ便り

読書と猫と旅行。地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション353日目

アフタヌーンティー
酷い時は飲むと吐いてしまうほど紅茶が得意ではなく、甘いものも好き嫌いが激しい為そんなに得意ではない私…なのでイギリスでのアフタヌーンティーは前回友達と行った観光のド定番中のド定番、Fortnum and Masonのアフタヌーンティーしか行ったことがなかった…んだけど…
イギリスに3年住んで、人からいくつかオススメのアフタヌーンティーを聞いて、夏の休暇に日本からお茶好きの友達が来ていく気満々だった…
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がっ、コロナで全キャンセル(涙)

お出かけしたいけど国外は憚られる毎日。そこで、ちょっと前から気になっていたアフタヌーンティーに行くことにした。イギリスの感染者数、今は毎日600〜900人ぐらいだけど、また第二波来るかもしれないし…。(-_-;;;)
買った電車のチケットの電車自体がキャンセルされた上に「振り替えるには追加30ポンド払え」とか言われて(ええ、こういうこと平気でやるんですよこっちは…)、しかもその電車実はキャンセルされてなかったとか旦那くんが超怒ったりなんか色々あったけど_| ̄|○
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どうも乗ってる電車が日本の新幹線っぽいなぁと思ったら
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日立だからか。
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私の行ってみたいアフタヌーンティーリストのうちの一つがある、有名観光地バースの近くの街、ブラッドフォード・オン・エイヴォンへ。目的は「The Bridge Tea Rooms」
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c1502(circa...つまり、1502頃)と書いてあるけれど、建物は確かにそうなのだけど、実際にティールームになったのは1989年ということで店としての歴史は割と新しかったりする。アフタヌーンティーの文化も1800年代から始まったものだしね。この建物、元々は鍛冶屋であったそうだ。2009年にほぼ満点のスコアでThe Tea GuildのTop Tea Place Awardを受賞。
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内装はヴィクトリア朝をイメージ
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…ガチのメイド喫茶(メイド喫茶とか言ったら怒られそう)。おねいさんには写真撮っていいか聞いた。コロナ対策のためマスクしてる。紅茶についてまじで知識がないので、どの紅茶か聞かれた時に「お…お姉さんが決めてください…」って言ったら困らせてしまった。それぐらい紅茶音痴…
ところで日本のメイド喫茶って内装や食器は安っぽいことが多いじゃないですか?(頑張っているところもあるけど)一方で執事喫茶(一度行ったことある)は内装やその他諸々も凝っているところが多いのを見ると、男性と女性の求めるものの違いがわかるような気がするなぁといつも思ってる。女性全員じゃないだろうけど、いくらかっこいい人がいたとしても雰囲気がイマイチだと夢から覚めるしなぁ
執事喫茶に行った時、若くてホストみたいな人たちだけじゃなくて普通に「あなた…もしかして以前はホテルとかで働いてました…?」的なおじ様やおじい様もいたのがそれっぽい…
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雰囲気大事!というわけでドーン!私はEmpire High Tea、旦那くんはSavoury Afternoon Tea
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美味しい!何故かこの店、食べログに記載があってスコーンがボソボソとかいう人がいるのだけど、イギリスのスコーンってそういうものでしょう…。中ふわふわってなんだよ、逆に食べてみたい…。スコーンは外サクサク、中ホロホロで小麦の味を感じられる!日本のアフタヌーンティーのスコーンは小さすぎる。クロテッドクリームもこれぐらい盛ってほしい。サンドイッチもおいしい。サーモン、ツナ、卵、チキン、きゅうりのサンドイッチ。ロンドンの高級ホテルのような凝ったアフタヌーンティーではないけれど、Empire High Teaは1人25ポンド、Savouryは14.95ポンドと値段もお手頃。
イチゴが苦手なので(苦笑)イチゴのケーキは旦那くんにあげる。チョコレートムースもレモンケーキも美味しかった
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ただ、難点といえばこのお店…イギリスらしいし古い建物だからっていうのもあると思うけど…エアコンがないのね…。しかもこの日、イギリスは猛暑日で30度オーバー…に紅茶。建物の窓は小さく、空気の流れも悪いため、イギリスの夏はほぼ平気な、暑さに強い私でも流石に暑い…。どう考えてもアフタヌーンティーよりパブで一杯の日だろう…
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ブラッドフォード・オン・エイヴォンを歩く。かわいい街並みだけど正直すごく小さい街で、見所は少ない。店とかもほとんどないし、コロナの影響で開いてない店も。古い町並みだから道が狭い上に、街を突き抜けるB3107の道がすごく交通量が多くてちょっと怖い。
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世界遺産の街、バースから数駅先と近いので、もしアフタヌーンティーをしたいのならバース観光と組み合わせて旅行するのが良いでしょう。Bathには2019年のAfternoon Tea Awardsで「超オススメ」に選ばれたThe Royal Crescent Hotelもあるみたいだよ
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多分昔郵便局だった建物、今は眼鏡屋さんになっていて、郵便局はコンビニ兼スーパーのCo-opの中に移動していた
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の、近くに2012年ロンドンオリンピックゴールドメダル輩出地域のゴールデン郵便ポストが。男子カヤック200mで金メダルとったエドワード・マッキーバー選手のポストだそうで
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いつもの趣味の絵葉書だした。日本の友達にも毎回送(りつけ)ってるのです。あまり有名な観光地じゃないと絵葉書を探すのが結構大変なイギリス。しかもこの絵葉書、東京工芸大卒で今イギリスでカードとか自営業でやってる人が作ってるみたいで、まさかの日本語もちゃっかりついていた。もうちょっと小さい絵葉書作ってくださるとありがたいです…笑
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ドネーションショップにこんなものを持ち込んだ人がいるぞ…
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Made in Yorkだし、和牛の定義とは…(美味しいビーフジャーキーでござんした。量少ないけど)
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この街、坂がすごくて、しかも食べたアフタヌーンティーのカロリー全部使うんじゃないかってぐらい歩いて、最終的にはエアコン効いてるパブで1杯ギネス飲みながら絵葉書書いてた
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綺麗なトケイソウ
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街ぶらぶらして、帰宅。ところで、バースの近くで、沿線上にお庭に立派な神社の鳥居(いやまじであれ)を建ててる家を見た…(汗)あれは一体なんだったんだ…

・イギリス渡航について
英国ワーホリのビザが新しく発給や延期が認められたということで嬉しそうな人を見た。今までのような渡航はできないことは知っといた方がいいんじゃないかなぁ…という今の状況をここに書いておきます

①英国の現在の感染率は1日600〜900人台
②旅行したい!!という人をとくに見かけた。欧州内で各国旅行可能な国もあるけれど、英国は他国の感染率が上がると容赦無く帰国後の14日間の隔離措置要請を突然始めるため(現在はスペイン、ルクセンブルク、ベルギー等。特にスペインはイギリス人に人気のため阿鼻叫喚)、仕事を持っている場合、ましてや帰国後の在宅仕事ができない場合、休暇を切り上げるもしくはキャンセルとなる可能性があり厳しいこと。日本は今のところリストに載っているので英国では隔離措置の必要はないけど、日本では必要なので日本への一時帰国も仕事を持っていると職場によるけどかなり厳しいこと。また、感染状況によっては突然飛行機がキャンセルになることもある。つまり早めに予約した安い航空券でヨーロッパ各国を旅行、が厳しい可能性は高い
③また、現在の英国は感染具合によっては都市ごとに突然の再ロックダウンが行われることもある。実際にレスター市では感染の再度の拡大につき2週間の再ロックダウンが実行されました
④現在渡航渡航前●時間に発行された陰性証明書を要求する国もあること。英国でプライベートにコロナ検査をし陰性証明書を取得するにはおそらく最低140ポンドからかかること。これは英国の夫の同僚がロンドン中を調べた価格で、私も別ルートから確認してます(もっと安いところもあるかも…だけど)。お金がない方はかなり厳しい。
⑤また、オーストリアのようにいくら英国からであっても、特定の条件以外のEU国籍者とその家族以外等の第三国籍者の入国を認めていない国もあります
⑥乗り換え便はお勧めしないこと。特に中東経由便、ドバイはトランジットでも陰性証明書がないと通過できないため、持っていないと乗れません
⑦以前も書いたように、いくら日本の海外旅行保険を持っていてもコロナの場合重症化するとNHSになることが多いこと。NHSには日本語の通訳もいるし海外旅行保険で手配ができる確率もあるとは思うけど(その場合できてもおそらく電話通訳)、基本は英語で電話、受診、入院等しないといけない状況に陥ることがあるかもしれないこと。また、NHSの入院環境は手厚い日本とはかなり違うということは覚えていた方がいいと思う
⑧経済が悪化していること、小売業や飲食店を始め様々な企業が倒産、もしくは従業員の大量解雇、店舗の削減を行っていること。多分儲かってる企業もあるかもだけど…任天堂みたいに
⑨英国の通常なら無料の博物館や美術館が無料でありつつも予約制になっていること。なので前のように「ふらっと鑑賞」という生活はできない

状況は刻々と変化しているので、特に各国入国要件とかは注意する必要がある。

もちろん状況が冬までに良い方向に転じる可能性はあると思います。ウイルスというのは常に変異しており、ウイルスもできれば宿主と共存するために弱体化することもあるから。スペインかぜは治るまでに3年ほど要したとのこと。でも、イギリス政府は現在のところ冬の方が感染状況が厳しくなるという見方をしています、逆に凶悪化する可能性もあるということ。ロンドンの街中は前に比べると人は戻ってきているけれど、正直、まだまだ活気は戻ってきていない。ロンドン交通局の報告によると、乗車率は以前の20%から25%ぐらいしかないそうですよ

ちなみに英語が喋りたああい!という人は多いだろうけど私は在宅勤務が続いているので、仕事の電話と旦那以外とは英語を使う機会少ない。あとたまの買い物。まぁ普段からそんな喋ってないけど。
シェアフラットに住めばフラットメイトもいるだろうけど、こちらの衛生観念は基本的には高くない、不特定多数がいるシェアフラットでは感染機会もおそらく上がる、ということは頭に入れておいた方がいいと思う。また、自宅環境がよくないと在宅仕事は結構辛いんじゃないかと…

一体日本の報道でどれぐらい英国の状況が伝わっているか怪しいけど、BBCとか(今はネットで翻訳もできるので)、日本の海外安全情報ページ(いつもボロクソ言ってるけど)とか常に見てほしいなぁと思う今日この頃

ミッション352日目

・ハイゲイト墓地 西側
コロナ真っ最中の時にハイゲイト墓地 東側へ行った日記を書いたのだけど
いろいろ開いてるから西側ガイドツアーも開いたのかな?と思って確認したら
highgatecemetery.org
まさかの西側、要事前予約だけどガイド無しで週末、開放するとのこと…

この夏、実験としてガイド無しで西側エリア開放とのこと。ウェブサイトによると西側がガイド無しで解放されたのは、実に数十年ぶりのことらしい。
この機会、逃してたまるかと即予約!!!!!!
ガイド無しは週末のみ(通常のガイドツアーも平日やっている。新型コロナのため、1ツアーの人数は5人のみ)。直接販売はせず、インターネットでの事前予約が必要。この墓地のチケット代はお墓の管理費に当てられているようで、ガイドツアーをやると人数制限やコロナ対策をしなきゃいけないから管理費減っちゃう、ということの試みなのかもしれない

ちなみに、チケット予約前にこんな風に注意書きが出るのであった(以下、適当な意訳)。

①メインルートを離れないこと。蜂の巣や大きな穴等危険な場所があるので、絶対にルートから外れた場所には立ち入らないこと。子供がいる場合は必ず目を離さないこと。
②お墓に触れたり踏み込んだりしないこと。古いお墓は不安定なため、落ちて重傷を負う可能性があります。
③他の人との社会的距離を空けること。新型コロナに関する政府のガイダンスに従うこと。
④現役の墓地のため、毎週新しい埋葬があります。新しいお墓や、お墓参りの写真は撮らないこと。故人やその家族のプライバシーを尊重し、守り、静かにすること。
⑤ハイゲイト墓地は丘の上にあるため、かなりの急勾配があります。西側は休める場所は入り口にしかありません。承知してください。
⑥あ、ちなみに東側(カール・マルクスのお墓があるよ!)の入場券もチケットに入ってるからわざわざ買う必要はないよ!両方行けるよ〜。来場時に入場用のリストバンドをお渡ししますね
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西側に入場すると、元KGBで2006年に何者かに毒殺されたアレクサンドル・リトビネンコ氏のお墓があった。てか2018年にもソールズベリーで元ロシアスパイの毒殺未遂事件があったし結構ガバガバだなイギリス…
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墓というより廟じゃん…というお墓が続く
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西側メインともいえる場所は一番奥にある
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ロンドン・セメタリー・カンパニーの創設者、スティーブ・ギアリーという建築家がデザインしたのがこのエジプト街とレバノン回廊。18世紀末のナポレオンの遠征と、19世紀の「探検家たち」が持ち帰った大英博物館のエジプトの遺物(盗…ボソッ)により当時は中東ブームが凄かったんだね
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「Columbarium(納骨堂)」があり、鉄格子を覗くと中はまんまお寺の納骨堂みたいになってた。ロッカーみたいなやつ
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ところで、ここのてっぺんに象徴的な樹齢約100年を超えるレバノン杉が植えられている…はずなのに、無くない?と思ったら、なんと去年ついに樹齢約200年オーバーで撤去されてしまったそう。大きな木を支えるにはこのお墓は問題があり危険であったこと(しかも2000年代に落雷もあったとか)、真菌が発見されたことでお墓を守るために撤去されたとのこと。うーん残念。代わりにひまわりが元気に咲いていた。小さく生えてるやつ?が新しく植えた木かな?この木がまた大きくなる頃には私はこの世にいないな〜〜
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ガイドブックを見ると…昔はこんなだったのか、何もない!クリビツ…
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大体同じような日本のお墓(沖縄は除く)と違って、様々な形状のお墓がある。最近のはともかく昔のは年代的なのとか金額的なものとか流行り廃りとかあるのかなと思ったけど、種類的にはこんな感じらしい。最もポピュラーなスタイルは「ヘッドストーン」タイプ。デザインも素材も様々。結構薄い
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「霊廟(Mausoleum)」タイプ。通常は一族所有で数世代に渡って棺を納めるためのタイプ。「あ〜ビールでも飲みてえな〜」とか言ってたら1800年代のビジネスマン、ジュリアス・ビアー(ビール)の墓が横にあってびっくりしたわい。残念ながらパブは経営していなさそうね
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霊廟タイプはやっぱり大きいので目立つ…。東側には霊廟タイプはあんまり無い
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石棺(Sarcophagus)タイプ。写真は東側墓地のもの。土に埋めずにまさかの上。これもエジプトとか意識してるのかしら…
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平石板(Ledger Slab)タイプ。墓泥棒防止にはこのタイプが良いと考えられてたらしい。写真は東側のマルクスのオリジナルのお墓
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チェスト(Chest Tomb)タイプ。シンプルなものから装飾されているものまで色々。この写真も東側の方。
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他にもカタコンベ(地下墓地)とかもあるようだ。19世紀の画家、ロセッティ一家の墓(画家のロセッティの墓は別のところらしい)。ドルマークみたいな墓のマークは、IHSというクリストクラム。ギリシャ語でイエス・キリストを表す最初の3文字を示している。後に「Jesus, Saviour of Men(Jesus Hominum Salvator)」を表すラテン語の省略形と解釈されている…だそうで
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1800年代にイギリスに見本市で動物園を披露していたジョージ・ウォンウェルの墓。元々は靴屋だったそうだけど、南米から来たボアコンストリクターを75ポンドで買って、珍しい生き物を見せると生み出せる利益に気づいたらしい。つうても、連れてきた珍しい動物はイギリスの気候に馴染めず死にまくったらしいですけど…。このライオンの像は「ネロ」っていう名前だとか。葬儀について詳細に指示を残していて、棺はポーツマスで難破した船ロイヤル・ジョージの木材を使うこと、この木材はアルバート王子の病気の犬を彼が治癒したお礼の贈り物で、これで棺桶作って一般公開していたらしい…
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ただ行ってみたら何故西側はガイドツアーのみなのかわかった。チャラチャラしている(違)東側と違って、西側は結構新しい墓地区画が多くて、かなり若い人のお墓とかも結構あったのね。マップにどう考えてもメインルートがあるのに凄い外れのジャングルみたいな小道を歩くのが推薦されていて、何故かと思ったらメインルートの方は新しい区画のようで新しいお墓がかなり並んでいたし、実際に墓地にお墓参りに来ている人ももいた
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新しいお墓はやはり写真を撮られるのは嫌な人も多いので、「写真を撮らないでください」という看板を立てている墓地も。丁寧に手入れされているお墓は撮らない方がいいです。特に西側は
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ミュージシャンのジョージ・マイケル(あの超有名なラストクリスマスの曲を歌った元ワム!の人)は西側に埋葬されているのだけど、場所は非公開。マップにも載っていない。親族がお墓が観光地になることを嫌がっているそうなので。有名人は東側に埋葬されている人が多いです*1
(日本のお墓みたいに綺麗に整備されていないので、場所を知らずに行くとか探し当てるのはかーなり難しい)
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ここぞとばかりに見てくれえ!という感じのデスマスク付きの派手なマルコム・マクラーレン(東側)の墓とは大違い…( ̄◇ ̄;)
派手好きな人は東側に埋葬され(て、特徴的なお墓を建て)ると良いかもしれない( ̄◇ ̄;)

そういえば前回買えなかったポストカード、なんと今回は撤去されてしまい完全に買えなかった_| ̄|○

・というわけで
後は誕生日なので贅沢をしました(ほぼ自分の金で…w)。ルイヴィトンなんて何年ぶりだろう…。神棚に1ヶ月(神棚なんてない)ぐらい祀ってから使った方がいいのでは?と言ったら旦那くんに「それじゃwww意味ないじゃんwwwなんのために買ったのwww意味不www」とゲラゲラ笑われてしまったので開けたよ(苦笑)
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セルフリッジのルイヴィトン、コロナ対策のために入り口で何を探しているか言わないといけない感じで冷やかし厳禁な感じでした( ̄◇ ̄;)
ちなみに、ルイヴィトンもJo Maloneも日本よりずっと安いです…日本はiTunes Storeの音楽と、外資ブランド(これはまぁ普通か…)はめちゃくちゃ高いです…

*1:つうても英語でググったら写真出てきた。しかもそのお墓見た

ミッション351日目

・Go to travelの文法とは
文法が間違ってるだの間違ってないだのネットで騒がしい。ノリと気分で英語を話している私にはその言い方をどう感じるかまでは判断つかないので、旦那に聞いてみる。そもそも日本語話者でも完璧な日本語を話しているとは言い切れず、文法の正解が必ずしもネイティブスピーカーが感じとる実態と合っているかはわからない。英語のネイティブスピーカーでもえ?って書き言葉の人、いるしな

夫「Go to travelが文法的に合ってるか...?うーん、そんな言い方はあんま聞かないし、なんか聞いた記憶もないけど、でも文法的な間違いかっていうと…Sounds OK? 正直よくわからん(´・ω・`)」

ポーランド人とはいえ、英文で大学院卒ポーランドの英語教師資格持ちかつ在英10年オーバーの旦那くんでこの返事。じゃあ今日仕事行くんならネイティブスピーカーに聞いてくれ

旦那の同僚(イギリス人)「普通に話すときはGo travelだけど、コンテクストによってはGo to travelもアリだからそれだけ聞いても判断できない」

電話越しに聞こえてくる同じ回答…。
というわけでめんどくせえなぁと思いながら電話終わった後旦那に『Go to travelは日本政府のキャンペーン名でさ。ほら、コロナで弱った経済のためにイギリス政府が旅行関係のVATを20%から5%にするとか言ってんじゃんああいうのだよ、だけど日本人がわーやー文法がどうだこうだネット上でもめてるんだ』というメッセージを送る_(:3 」∠)_

旦那の同僚たち(イギリス人ズ)「キャンペーンネームとしてなら"Go Travel campaign"だ」←話し合ったらしい

私「理由は?」

同僚たち「別にGo to travelでもオッケーで文章やコンテクストによる、だけど、この場合はその方がもっとMakes more sense(もっとも理に適ってる、納得がいく)だから。でもGo to travelが決して間違っているわけではない。」

…ということである。
くだらない質問に付き合ってくれてありがとうみなさん…_(:3 」∠)_
そもそも、イギリスにはそれどころではない変な日本語いっぱいあふれてるしな、あははははは…(『極度乾燥(しなさい)』とかさ…こっちの日本語Tシャツは日本の英語Tシャツに匹敵する…)
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買い物行った。Oliver Bonasイギリスの店の中では好きな方なんだけど…天気?シリーズかと思えば雷しかなかった。天気と電気かけてるとか?…まぁこれはいいけど
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「ハート」って言いたかったんだろうけど、Hatoって書いたら「鳩」だよ…(そこまで頑張って日本語にしようとする意味とは?)。あ〜Oliver Bonasでいろいろ買っちゃったわ〜〜〜。UKの経済に貢献しちゃったわ〜!(地獄のミサワ)

ちなみに、イギリスの似たようなキャンペーン名は「The Eat Out to Help Out Scheme」デス。

・ロンドンコロナ引きこもってない日記:思いつきで化石を拾いに行く
前回の日記に書き忘れたけど、ダードル・ドアで気になったことは大麻の匂いがしたことですかね…世界自然遺産大麻を吸うな!!!(涙)英国はしょっちゅう大麻が匂ってくるんですよねー…(禁止されてるけど使用する分には日本ほど罰則がキツくない)
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空に飛行機雲、宿のおじさんが「飛行機雲だ!3ヶ月ぶりだよ!」という。コロナの影響で全然見なかったというんだけど、本当かね?
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…というわけで最終日。今日は昼近くまでゴロゴロして、あとはレンタカー返却時間までにロンドンに戻るだけだったんだけど、化石が見つかるというライムレジスかチャーマス行ってみたい、となって…ライムレジスの手前、1時間ぐらいで行けるというチャーマスへ行くことに。旦那くんやる気満々ですけど、運転私っつう
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最後の朝ごはん。今度は私がイングリッシュブレイクファストで旦那くんがエッグベネディクトだったので「昨日と反対ね!w」と言われる笑
トーストにバター塗って蜂蜜かけると(゚д゚)ウマー。っていうか、この銀食器よく見て何に使うんだろうと思ってたけどこうやって使うんだ。知らなかった…
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気持ちの良い朝〜!
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チャーマスへ出発。超気持ち良いドライブして、無事約1時間後に着いた。駐車場探すのに苦戦したけど…
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ここの浜辺、結構な人がトントンカンカンやってる!(化石は持ち帰って良いのだ)というわけで探してみるも、見つからない…こんなおっきいのはあったけど…(手前の石にアンモナイト)
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ちなみに化石探しは、夏よりも秋から冬にかけての方が良いらしい。あと、干潮の方が良いみたいだけど残念ながら着いた頃は満潮。私は諦めかけててもっぱらシーグラス集めに熱中している頃、トンカンやっている旦那くんに一人の若い男の子が話しかけてきた

若「見つかります?っていうか化石探してるんだったらこっち側より、あっちの方がいいよ」(海岸の反対側を指差す)

…そ、それ、1時間前に聞きたかった…涙
時間的にもあと1時間ぐらいしかいられないっつー。でもありがとう青年よ

いそいそ移動して、歩いてたら旦那くん「見つけたー!」
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手前の黒いやつ、2つ…ていうか、右のやつ、よくこんな小さいやつ見つけたよね…(汗)アンモナイトの破片っす。

なんとか土産で買ってごまかすという結果にはギリギリならなかった…笑
いつかリベンジしたいな〜。あと海辺に日本人家族がいて日本語が聞こえてきてビックリした!こんな時期だから旅行者じゃないと思うけど。

ちなみに帰宅時はロンドンに近づくにつれ大喧嘩(-_-;;)道が複雑で…。Googleが悪いのか、旦那くんが悪いのか…

・ロンドンを走る時に気を付けなきゃいけないこと
ロンドンに「Dartford crossing」という場所がある。ここ、通行料がかかるみたいなんですよ。一般車は2.5ポンド…。旦那くんのナビ当てにならなくて、帰りにここを通らなきゃいけなくなってですね…汗
高速無料だし、ETCなんてハイテクは無いイギリス。「え、お金は?看板に書いてあるけど…」旦那くん「休日なんだから休日は支払わなくていいんじゃない?」とか言う。そうなの?と思ったら、なんとレンタカーでも自分でネットで支払わないといけなかった!しかも渡った日の翌日の午前0時までに。でないと罰金70ポンド。なんじゃあそりゃあ!!!( д) ゚ ゚
www.gov.uk
でも、今回レンタカー会社が代表して2.5ポンド払ってくれたらしいです…。それをうちの口座につけますね!って手紙が来てた(手紙…アナログ…)。肝に銘じました。次に借りる時はちゃんと自分で払います…(涙)覚えたよ!

てかロンドンはもう走りたくない〜!涙
これ以外にもUltra Low Emission Zoneっていうのもあって恐ろしくて走れないわい!!!

・最近の衝撃的なこと。
驚愕した。ロンドンの地名「Southwark」が日本語で「サザーク」ということに。
サ ザ ー ク ! ? ! ? ! ? ! ?絶対通じないと思う…
私的にSouthwarkはサザックでもなく、頑張って日本語で書くとしたら個人的には「サボック」が音としては近いと思ってるんですが。。。
どうでしょ…。

ミッション350日目

・コロナ引きこもってない日記 ダードル・ドアへ行く
朝食!旦那くんはイングリッシュ・ブレイクファスト、私はエッグベネディクトを。旦那のイングリッシュブレイクファスト良いなぁ〜明日はそっち頼も!と思う
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で、朝食後早速、ダードル・ドアまで歩くことに。ウエストラルワースの駐車場の奥側に、丘を登る歩道があるのでそこをテクテク。運動不足なので休みながら(旦那くんは写真撮影に熱中)
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この歩道、「South West Coast Path/サウス・ウエスト・コースト・パス」という名前で、全長630マイル(約1014km)にも及び、イングランドで最も長い歩道なんだそう。世界遺産も2つぐらい通り、国道の一つでもあるみたい
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登り切ると綺麗な景色が広がってた!この間のドーバーとはまた違った景色!
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イギリス(の南側)ってこんな形してるんだなぁ、と。最近、漫画とか読むとモデルや設定がヨーロッパなのに、風景とか何やらが日本だ…と思う時が、たまに。ヴィンランド・サガデンマークが舞台なのに背景に山描いちゃった、とかあったけど
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宮沢賢治の童話が好きなのですが、宮沢賢治北上川を「イギリス海岸」って呼んでたんですよね。

イギリス海岸には、青白い凝灰質の泥岩が、川に沿ってずゐぶん広く露出し、その南のはじに立ちますと、北のはづれに居る人は、小指の先よりもっと小さく見えました。
 殊にその泥岩層は、川の水の増すたんび、奇麗に洗はれるものですから、何とも云へず青白くさっぱりしてゐました。
 所々には、水増しの時できた小さな壺穴の痕や、またそれがいくつも続いた浅い溝みぞ、それから亜炭のかけらだの、枯れた蘆きれだのが、一列にならんでゐて、前の水増しの時にどこまで水が上ったかもわかるのでした。
 日が強く照るときは岩は乾いてまっ白に見え、たて横に走ったひゞ割れもあり、大きな帽子を冠ってその上をうつむいて歩くなら、影法師は黒く落ちましたし、全くもうイギリスあたりの白堊の海岸を歩いてゐるやうな気がするのでした。
宮沢賢治 「イギリス海岸」より

白亜の海岸、ってことはイメージのモデル?はドーバーあたりだろうか。銀河鉄道の夜にイギリス海岸をモデルにしたプリオシン海岸というものが出てくるけど、化石が出るならジュラシック・コーストだな。賢治は当然イギリスには行ったことはないので、ググって北上川の写真を見たら全く似ても似つかぬものだったけど。なんか子供の頃読んだ童話の答え合わせしてる感じ。
そうこうしてる間に有名観光地、ダードル・ドアに到着。意外と近かった〜〜。さすがに人が多い
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天然の石灰岩のアーチ、ちなみにこれ、個人所有らしいです…。世界遺産、だけど海水浴場(無料)。日が照ってると暑いけど、日が雲で隠れると私にはカーディガンが必要なくらい寒いけどな〜。せっかくだから下りる。イギリスって、なるべく自然な形で整備されていることが多く、階段あるけど結構きっつい。日本なら柵立てまくって道も全部コンクリで、めちゃくちゃ整備するでしょう
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さっぱりマスクなんかしてる人はいないわけで、社会的距離も守ってるかというとぁゃしぃ。…と、思えばマスクだけでなく手袋までがっちりとはめた家族連れが来ていたりしてたけど。うーん、第二波待ったなし。ただ、一応、現在感染率が高いのはロンドンとかではなくって、北部イングランド北アイルランドらしい。なんでやろ。イングランドの真ん中らへんのレスター市、感染者が多くて実は再ロックダウン中…
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海岸でぶらぶらする。化石か何か落ちてないかなって…笑
のんびり過ごすも、お昼も過ぎて人が多くなってきたので退散。チーソ。小池百合子に密ですって言って欲しいぐらいの混みっぷり。牛さんまで来てたっつー。ここにDurdle Door Holiday Parkっていうのもあって様々なタイニーハウスやキャンプ場などを選んで宿泊できるっぽい
しかもタイニーハウス、ホリデーハウスとして買える。高いので1,000万円ぐらい、安いので350万円ぐらいするけど…
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イギリスの地方はやっぱり良いですね。どうせ在宅勤務するならこの辺で仕事したいわい。ハエが多いのは難点かな…(イギリス、ハエが多いよね…)
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来た道戻って入り江に帰る。こんな景色なら毎日丘登るわ。
この丸い湾ができた理由も硬さの違う3種類の地層(三畳紀ジュラ紀白亜紀)が並んでいるからなんだとか。川が流れている場所に海水が入り込んで、硬い地層に挟まれた柔らかい地層を削ったから丸い湾ができたんだと(ってTBSの世界遺産が言ってた)
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お昼はフィッシュアンドチップス!美味しい!衣サクサク。
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その後また化石でも見つからないかな〜と入り江を探検する。てか化石で有名なのはここよりも先のチャーマスとからしい。。。
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Fossil Forestなる場所があると聞いたけど、地滑りのため入れないっぽかった。残念
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いっぱい歩いて疲れたので、ホテルに戻ってだらだらビールを飲む。手紙書いたり、こんなとこであつ森で遊んだり爆
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ちょっと肌寒くなったので夕飯。今日のご飯も普通に美味しいぞ。でも旦那くんはステーキの焼き加減に不満が。レアすぎる、と。旦那くん、ウェルダン頼めばいつも後悔するしミディアムにすれば文句言うし、焼き加減に面倒臭い男だのー(ぉぃ)私が味音痴だからかしら
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そういえばちょっと前に旦那くん、富士フィルムの一眼買ったんですよ。人の一眼をいつも使って離さないので怒ったら買ってきた。で、そこからカメラに夢中。で、「星を撮るのに挑戦したい!」とか言ってて。三脚とレリーズないとキツいと言っても「大丈夫そんなのいらない!!!!」とか言いやがる(私の意見大体聞かず、自分が思った通りに一度はやってみないと気が済まないタイプ…)。結局戻ってきた時「三脚とレリーズあった方が良かった…」だろうね!でも、ここまで撮れたみたい!
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えー。めちゃ綺麗じゃん。コロナ騒動が終わったら星が綺麗なところに行きたいな。ダードル・ドアも星で有名だそうだけど、旦那くん調べによるとネットとかにある、天の川が美しいダードル・ドアの写真は午前2時とかまで頑張らないといけないらしいwwwいや無理無理。明日帰るし。っていうか、思った以上に夜が寒いんですよ…。ロンドンだとそうでもないのに…。私はなんとかカーディガン持ってきたけど、まさかのジャケットが必要だった

潮風のおかげかアレルギーもそんなに出てこなくてよく寝れた

つうわけで、あとちょっと続く

ミッション349日目

・ロンドンコロナ引きこもってない日記:ジュラシックコーストへ行く
ボリス・ジョンソンが声明を出して4日からホテル等が安全に配慮すれば観光地等も含めて再オープンできるらしい。周辺のEU国と違って死者数も感染者数もまだまだ…なのにこんな早く開けて大丈夫なのかね…。どこの国声明見ても「夏の休暇が!」とか言ってるから欧州で夏の休暇というは相当大切らしい。今となっては気持ちはわかる(-_-;;;)
www.mylondon.news
しかしもう第二波まった無しな気がするが…。歌舞伎町?SOHOに比べたら雑魚やろ…。マスクなんかだーれもしてない。日本の友達に連絡したら「なんでそんなに欧米でコロナ流行ってるのかわかった」って言われたよ。日本のGO TOキャンペーン賛否両論ですけど、イギリスも来週から観光関係やレストラン等VAT(消費税)を20%から5%に減税するそうで(日本語で誤情報あったけど、残念ながら通常の買い物には適用されまへん…)

夏の予定どころか、秋の日本帰国の予定すら吹っ飛びそうな我が家。今年は久しぶりに旦那を日本に連れて行ってがっつり2週間旅行しつつ滞在する予定だったのに…
一向に先の見えない自宅勤務。ちょいちょい通勤始めた人もいるけれど、私は家が遠いから最後だと上司に言われた。もう会社からパソコンまで持ってきてもらっちゃったしなー…。週末はなるべく1日は外に出るようにしていたものの、日がな一日、家でカチカチパチパチやる日々で太った。自宅勤務自体はいいんだけど…。後ろには長期休暇中でたまたまゴロゴロしてる旦那…。本当は日本から友達が来て、チェコでビールを飲み、イギリスでアフタヌーンティーをしゃれ込む予定だったのに…旦那くんは休暇キャンセルできないが、私は休暇もキャンセルしてもうた。会社はこのままだと皆の休暇が秋から冬に殺到して大変なことになるから、秋までにできれば一部消化してほしいって言うんだよなぁ。つうかずっと家にいたら謎にアレルギーが最近酷いんですけど。日本にいた時は花粉症なんかなかったのに…ロンドンアレルギーかな?(-_-)(ハウスダストアレルギーがあるからそれが花粉と結びついているのかもしれない…)

…。(′д`)

私「…休む!!!!出かけるぞ!!!(発狂)」

旦那の長期休暇は終わってしまうため、4連休を無理矢理聞き出し気づけばネットで適当に検索して見つけたクッソ高いジュラシックコースト目の前、ダードル・ドア(有名観光地)も徒歩40分のリゾートホテルをいち早く予約。部屋数少なく、部屋がほぼコテージタイプ。良さそう。海辺で療養する!!
しかしまさかの1日で予約全部埋まってた…週末とはいえ、政府発表からたった2日で…こっわ…(汗)後で気づいたらホテル、凄い高かったけど
このご時世、公共交通機関はあんまり使いたくないな…

私「車で行ってやる〜!!!!旦那!!!レンタカー予約しろ〜!!!」

若い頃、運転んできない男と付き合った時に「絶対に運転もできない男とは結婚しない!」と別れた時に誓って、その後は運転が得意な男とばかりだったのに結局…最終的には運転できない男と結婚してしまった…(最後に乗ったのがポーランドの教習所って…超ペーパードライバー!今度バイクの後ろに乗せてスラロームしてやろうか?)

・イギリスで運転のススメ
日本ではほぼ毎日運転していて、しかも昔は某大手運送会社の配達員もやっていたけど、いかんせん前回運転したのは帰国時(1年前)。それをびびって高い保険をかけてしまった。そしてイギリスではレンタカー借りる時にナショナルインシュランスナンバーが必要ということを知る。それは日本人の旅行者は書いてないわ…(NIナンバーわからなくて怒られた…)

①ATよりMT
欧州はMTメインでATはほとんどなし。安く借りたい・車種を選びたい、なら圧倒的にMT。MT免許は持っているんだけど、長らく運転してないし運転久しぶりというのもあって今回はAT…アウディでした
ラウンドアバウト
左側通行なのでほぼ違和感はないものの、日本人の鬼門がこのラウンドアバウトだと思う。ラウンドアバウト自体は実は日本の地元にも有り経験はあったのだけど、日本人がやりがちなミスが
・侵入する時につい一旦停止をしてしまう
らしい。右側から車が来なければ一旦停止はしてはいけない。
で、単純なラウンドアバウトはそんなに難しくないのだけど、ほとんどのラウンドアバウトは2車線3車線あって、侵入前に車線変更しなければいけないので道がわからないのもあって結構苦戦した。慣れると快適。なので、イギリスほとんど信号機がない!くりびつ!!
③ウインカーとワイパーが逆
これ納得いかねー!何故!?ウインカー右の方が(右利きとしては)絶対やりやすいし、ましてやMT主流ならウインカー右の方がよくないか!?最初数回ワイパーを動かしてしまうも、後半は慣れた…
④スピード超厳しいらしい
イギリスは監視カメラ社会、日本のオービスは相当な速度オーバーしてないと引っかからないけど、イギリスはかなり厳しいらしく、特にロンドン市内では数マイルオーバーしただけで後日違反切符が送られてくるとか。こ、こわ〜〜〜っ…。一般道は大体制限速度4、50マイルだけど、集落内は30マイルがほとんど。看板や道が教えてくれるので、それはそんなに怖くない。他にも監視カメラは見張ってて、バスレーン侵入して走ったりすると後日違反切符送られてくるらしいっす…

あと、サービスエリアで2時間以上休憩すると有料とかもあったり。これも監視カメラで確認しているらしい

週末だからかコロナでそうでもないのか知らないけど、地方の一般道はかなり快適。日本ほど追い抜いてくる奴もいなければ煽ったりぷーぷー鳴らす人もおらず、意外なところで紳士の国?日本は嫌がらせ凄まじいと思いました。わざとハイビームしてくる奴とかもいるしね。あと、飲酒運転は日本ほど厳しくないそうで多少はお酒飲んでても良いんだそう…
何より素晴らしかったのがイングランドの夏の素晴らしく美しい景色!!!イギリスは地方の方が美しいと常々思っていたけれど、英国旅行でロンドンだけって…相当損していると確信(に至るまでに3度のロンドン渡航歴と3年のロンドン在住歴が…)。ロンドンなんて1日でいいよ…
余裕があれば是非レンタカーを借りて、地方の田舎を走ってほしいです。

ロンドン市内はタワーブリッジ走った時はちょっと感動したけど、歩行者も平気で信号無視して横断してくるのでロンドンは走りたくないねやっぱり…

・ラルワース・コーブ
というわけで、運転できない旦那を助手席に乗せ、イングランドを早速運転。ロンドンから結構な距離を運転して、着いたのは「ラルワース・コーブ/Lulworth Cove」というところ。Coveは入り江ね
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ホテルは入り江の目の前一等地!窓からの景色がこれで素晴らしい〜のであった。お宿のスタッフも明るくて親切
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ま、その割にシャワーぶっ壊れてて激アツのお湯しか出てこなかったところがイギリスクオリティか(苦笑)プラマー呼ぶ言って結局来なかったし
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でもこの宿、猫ちゃんがいたので100点満点ですけどね!!!
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早速散歩。この辺りは全部ユネスコ世界遺産で、「ドーセットと東デヴォンの海岸」という名前で登録されてる。ジュラ紀に形成された地層もあるので通称ジュラシックコースト。この入り江は映画のロケ地にもなったことあるらしい。知らんかったけど
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よく見るとミルクレープ状の地層が見える。

夫「…タモリが必要だけど、どうやったら来てくれるかな?」

ブラタモリでタモさんが地層の解説よくしてるから、この旅行中しょっちゅう「タモリが必要だ」って言ってた旦那くん。そんなん呼べるならタモさん私だって会いたいよ。実際この地層は喜ぶと思うけどね
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イギリスにも茅葺き屋根がある。たまたまBBC見てたら茅葺き屋根の準備風景やってた。
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ホテルでお夕飯。前菜、美味しい
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今日水揚げされたばかりというロブスター、めちゃくちゃ美味しい!!!!!!しかもクリビツなのがこのフライドポテトが何故かまためちゃくちゃ美味しい!!!!(旦那はこの1日目のフライドポテトが本当に美味しくて美味しくて今でも忘れられないらしい)旦那のはタラだったかハドックだったか…魚はおいしいけどこの目の前のミルクレープ状のポテトは、シナモンと和えてあって…一口貰ったけど、日本人のお口には合わないと思う。旦那くんは美味しい!って言ってたけど…
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腹ごなしに散歩。こんな景色なら毎日散歩するわ。ミルクレープ状の地層が見える景色
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そんなこんなでつづく。