ロンドンくまのこ便り

読書と猫と旅行。地球の彷徨い方&キラキラしてないロンドンライフ

ミッション381日目

・韓国伝統結婚式に参加する
というわけでメインイベントの韓国伝統結婚式に参列することになった。私の知ってる韓国結婚式といえば
①ご祝儀が日本より安い
②日本よりカジュアル
…こんだけ。(っていうか北朝鮮で結婚式見たことあるけど)
服装とかも居候に聞いてみるとやっぱりカジュアルっぽいので、ちょっとそれっぽい格好で済みそうだった。一応旦那は新しいシャツ買って、ぐらい。スニーカーでも良さそう。で、実際に参列するとそれで合ってたっぽい。しかし居候に聞いても「韓国の伝統結婚式なんか参加したことない、どれぐらい時間がかかるんだろうねえ?」という反応
会場に行ったら数年ぶりに会う別の友達がいたので助かった…。

韓友2「オンニ〜!わぁ、来てくれたの!あっ、これ●●のいとこたちだよ!(英語)みんな!オンニの日本人のお友達だよ〜!(韓国語)」

いとこの子供たちが「あにょはせよー!」と元気に挨拶してくれた。んで
私「韓国の伝統結婚式、誰も参列したことないって言うんだよ」
韓友2「あはは、っていうか私も初めてだよ!」
お前もかいっ。というわけで珍しいらしい。日本だと神前式は結構普通だけどね〜。日本から引っ越す一年前ぐらいに友達の結婚式も神前式だった。私もやる気があった時は神前式にしようと思ってたんだけども。受付で名前を書いて(ちゃんとハングルで書いた)、ご祝儀をお渡しするのは日本と同じ。違うのはご祝儀袋がその場で用意されてるところぐらい?(便利だ)なおご祝儀は振り込みも可能

というわけで結婚式。お祝いの舞があって、演奏があって、新郎のお友達(こちらもわざわざ中東から来てくれたそうだ)が鴨の置物を持って登場、新郎が新婦の母親に渡し…という儀式があって(鴨はつがいを変えないかららしい)新婦がやってきて、お辞儀をして祝詞的な言葉をいただき、お酒を飲んだりして進む(なんせ新郎、外国人なので床に座るのが難しく、一回よろけた笑)
新婦が私を見て、口パクで「テディ〜!」ってにっこり笑顔
会場スタッフからお祝いの歌が贈られ、韓友2(彼女は親友なのだ)が韓国語と英語でスピーチ、写真撮影を皆でして(ここは日本と一緒〜)終了!

会場のご飯はバイキング。これは知ってた!実にトータル2時間ぐらいで終了!

旦那「韓国の結婚式…いい!めっちゃカジュアル!あの人なんかTシャツにジャケットじゃん!何より短い!!俺気に入った!」

ちなみにポーランドの伝統結婚式は一晩中踊るんです…っていっても、昨今そこまでする人は少ないんですけども。
日本も友達の結婚式とか式から二次会まで参加すると1日仕事ですわねヽ(;´ω`)ノ

…どうでもいいんですけど、この夏に既に小学校に通う子供までいたにも関わらず長らく結婚していなかった義妹が今更結婚するって言い出して…来年結婚式するのかと思いきやまさかの2ヶ月前に言い出すと言う…_| ̄|○行けるか!!!!なんかここに来て色々な都合で結婚する必要が出てきたとか(;´д`)というわけでこちらは旦那の仕事も合わないのでまさかの欠席です勘弁してくれノヴァク(仮名)家

そうそう、某国出身の新郎や新婦のお母様にもご挨拶しまして、新郎新婦と新郎の友人ズ、韓友2と英語の通じる我々でホンデに飲みに行きました
ソメク(ビールに焼酎を混ぜる)しまくったら眠くなってしまい(時差ぼけで早朝起きだった…)、電車で爆睡、旦那&韓友2とそのお父さんに送ってもらう始末。
というか、韓友2がまさかの居候んちの近所に引っ越してたという奇跡
超びっくりだよ(´Д` |||)居候もびっくり、そんなことある!?

済州島に飛ぶ
「明日から済州島に行くんだよ〜」って言ったら皆に「梅雨やんけ!!」と突っ込まれる。え、そうなの?(;´д`)そういえば梅雨の存在忘れてたわ…最後に梅雨味わったのは2019年の日本だから…(´Д` )
というわけで飛ぶ時は見事な雨

韓国はクレヨンしんちゃんがとにかく人気で、クレしんグッズが凄いけど、ドラえもんも多い。「チョコえもん」ドリンク。藤子プロの許可を取っているのかは不明(二日酔いはほぼ無かったが、今調べたら二日酔いに効くらしい…えっ?)

実際飛んでみたらそんなに悪い天気でもなかった。観光客多かった。韓国のハワイって言われてるけど、街並みを見ると日本っぽくてなんか宮崎とかこんな感じでは…(って、宮崎行ったことないけど)

早速、カンジャンケジャンを食べに行きましたん。日本のガイドブック見て行ったら、日本人グループがいたよ〜!お店の人に「予約されてます?」って韓国語で聞かれて、あにえよーって答えるつもりが「に…Nie!(ポーランド語)」と答える私に旦那が(゜Д゜) ハァ?って顔してた…
…あ、お店の人は日本語ペラペラでしたわ(;´д`)

カンジャンケジャンが食べられない旦那くん(寿司とか生物オッケーだけど「かに」の生は嫌なんだとさ)はお店の人と相談して、小さいお鍋にしました

美味しゅうございました…。

・韓国はキャッシュレス社会で日本より便利と言うものの…
済州島でもソウルと同じTmoneyカード(韓国の交通カード)が使えるところは便利なんですけど、キャッシュレス先進国のはずの韓国が逆に不便になっててびっくりした。まず、ApplePayがあんまり受け付けてもらえない…。日本でも英国でもタッチ決済主流の私はカードを出すことすら面倒くさくなっていて(´Д` |||)って、それは私がズボラすぎるだけなんですけど…。韓国はカードインサートが主流らしく、最近の新しいカードは何ならタッチ決済が謎に消えてしまったりしているらしい(居候談)Apple Pay使えるはずのところでも決済できなかったのは、多分VISAデビットだったからでAmerican Expressだったらイケた時があった。コンビニはApple Payイケましたが
あと、何故かTmoneyカードのチャージ(イギリス英語だとTop up)が現金のみ!コンビニでも!うーん、謎〜

去年日本に帰国した時はほとんどQuick pay(=Apple Pay・まぁ、これは私が日本の口座とQuick Pay可能なカード持ってるからですけど)かPaypayだったので携帯で全部済んだんですよね(;´д`)たまに現金のみが出て困りましたが
去年行ったジョージアもほぼApple payでイケたのでこれは意外でした…

続く

ミッション380日目

・韓国で人んちに厄介になる
イギリスから今年の帰国を取りやめてまでまた韓国に行った。発端は、某中東航空会社でCAをやっている友達が「オンニ〜ロンドンに行くから会お〜」と言ってきて、年単位ぶりに一緒に飲んだから。
ちなみにコロナ中ぐらいに彼女は某国の人と国際結婚したのをインスタで知った。

韓「オンニ〜、うちら韓国で珍しい伝統結婚式やるよ〜。よかったら来ない?」

へー…。

行く。←面白そうなものには乗っかるタイプ

しかも韓国にはちょっと前まで居候していた元居候(ちなみにたまたま今無職)もいるし、会いたいので韓国に行くことにした。前から「うちの娘が本当にお世話になった、韓国に来たらうちに来てなぁ〜」とご両親にも言われていたのだ。
旦那の休みの都合を合わせるのが面倒だったけど、またまた会社の人に泊まり込みキャットシッターも頼めたし、チケットも直行便にも関わらず日本帰国より安かったので、「どうせ去年の10月に帰国したし今年は韓国でいいや」ちうことで韓国へ行くことに。
ついでだからずっと行きたかった済州島にも行こうとか、居候が慶州一緒に行こうとかなって、あれよあれよと予定は埋まる

今回はなんせ人んちにお世話になったので助かった。空港まで居候とパパさんが迎えにきてくれたのだ。

居候ママンにご飯もお世話になりまくった(´Д` )

・いぼを取った
居候んちはソウルよりちょっと左下の安山市。で、韓国に来て何したかってイボ取った。(何してんの…)
日本にまだいた頃にやたらとイボができた時期があって、その時に皮膚科行ったら目の下にできたイボと足にできたイボは冷凍凝固療法*1で取ってくれたが、鼻の横のいぼや口の下のビミョーなイボは取ってくれんかった(;´д`)美容皮膚科範囲だからだろうね
そうこうしているうちにイギリスにいるわけだけど、NHSのGPがイボなんかどーにかしてくれるとは到底思えないし、しかも旦那も目の横に大きなイボができちゃって気になって仕方なかった。日本の皮膚科医は「目のそばは良くないから取りましょう」ですぐだったのに。でも、イギリスでプライベート行けば冷凍凝固療法ですらうんびゃくポンド…
…ちうわけで、韓国の(居候んちの近所の)皮膚科に頼んだのである。
医師の回答は旦那のイボは「超簡単」で、私のイボは「まぁ本当は一年ぐらい通ってほしいところだけどとりあえず取ろっか」
炭酸ガスレーザーでバチっ。(痛く無い)
旦那のイボ抹消(; ・`д・´)
私のイボも取れる、が、おかげで顔にステッカーつけたまま人の結婚式に出る羽目になったけど_| ̄|○
私のイボ3個、旦那のイボ1個お値段たったの54ポンド…やっす!!!

あと3ヶ月滞在して顔中レーザーやりたいんですけど?涙

ぐぬぬ…涙

居候んちの近所の人気冷麺屋の冷麺。麺が細くて冷たくてすんげぇ美味かった。が、お箸横に置くのは怒られた

・ソウルと安山あれこれと韓国ではとにかく食い倒れる
ピョルマダン図書館(별마당도서관)行った。見た目は素敵なんだけど、ショッピングモールのど真ん中で完全観光地、図書館としてはビミョーであった。

そしてずっと気になっているんですけど、スターフィールドのロゴってウェストフィールドのパクりですかね…(ぼそっ)
って、並べるとそんなに似てない気がするんだけど。

ここのスターフィールドはうーん、ちょっといまいちだったかも。買い物し辛かった…。試着の行列も凄くて…でも、負けじと服色々購入
それにしても普段イギリスに暮らしているので韓国はもうほぼ日本と同じ!!コンビニに色々充実してる!!!買い物楽しい!!最高!!!!(感覚が雑になってる!)
型抜き(タルゴナ)味のミルクってなんだろう。(ちなみに私はちょぼちょぼ韓国語勉強しているのでハングルを読むのは苦ではない)

今回はもう私も旦那も豚のように食べましたよ。これは…居候オヌヌメのチュクミポックム(주꾸미 볶음)とケランチム(계랑찜)

最後に〆のぽっくんぱ〜

普段英国でショボい飯しか食ってないからさ…(涙)。韓国は野菜が多くていいですよね健康的で…(´・ω・`)英国メシマズ論争は尽きないが、まぁ別に不味くはないんですよ、ただこう飯(゜д゜)ウマーな国に行くと全体的なクオリティはやはり低い気が…ヽ(;´ω`)ノ

5年ぶりの光化門と光化門広場の辺り、ずいぶん変わったねえ。韓国はやたら政治の幕が多い。最近は福島の汚染水が専らのトピックらしい

居候「アメリカと日本を指示する派と中国を支持してアンチアメリカ&日本の派で別れてまったく政治はまとまらないよ!」
私「ネーバーエンディングストォ〜リィ〜♪」

って茶化してる場合でもないんですけどー。
まぁ韓国の今までの歴史も、東人派と西人派で更に北人派と南人派で別れてもめてずっと平行線の党争だから…(;´д`)先日も日本の首相が来たら「岸田首相歓迎デモ団」と「岸田帰れデモ団」が横になってやってて韓国だなと思った(´Д` )居候は呆れてるけど…
ちなみに居候家族は前者派…(´Д` )

居候オンマがチャプチェ大好きの私のためにチャプチェを大量に作ってくれて(゜д゜)ウマー
手作りのキムチも(゜д゜)ウマー
おまけにですよ!このキンパが!!ガチで感動的に!(゜д゜|||)ウマー!!!!!
もうちょっと時間があったら作り方を教えてもらってきたのに(´;ω;`)ブワッ
韓国料理=辛いのイメージあるけど、そんな辛いものばっかではないと思う

韓国といえば高層マンション*2。居候的には「どこも同じでツマンナイ」らしいけど広いのと多機能なのは羨ましい〜。普段狭っ苦しいイギリスのフラット暮らしなんで…
安山市には大阜島(てぶど)という島がありまして、カルグクスが有名らしい。パパンが連れてってくれた(しかし謎の分割、安山市中心部から行くのに始興市を通るという)

アサリのカルグクス美味しかった!居候的には通常お肉の出汁のカルグクスがここは海鮮出汁なのがお気に入りだとか。でも、「残念、今日の味はイマイチだったー」とか言ってたけど

旦那的には大好きなマッコリ飲み放題で満足してた

つづく。

*1:液体窒素使うやつ

*2:韓国語ではアパート(아파트)という

ミッション379日目

・唐突ですが
放置しまくりのこのブログをいまだに見てくれる人がいるのかわかりませんが、猫もすくすく元気に育っているこの春先に、何故かルクセンブルクに行ってきました(; ・`д・´)
←なお、知人が猫シッターしてくれました
周りに「…え?なんでわざわざ???」と言われまくる。
実は本当はオランダに行く予定だったんです。フェルメールの展覧会に行きたくて。フェルメールって、真作か贋作かでもめてるのも含めて37点しかなくて(うち1点は盗まれてるし)なんやかんやで見に行ったりしていて、もしかして全部この目で見れるんじゃない?って活動していて(勝手に)、それでオランダに行こうと画策していたんですが、夫の仕事の休みが不定期すぎてわからず、気づいたらチケット完売

フェルメールが見れないオランダなんぞ行きたかないんだよっ( ゚д゚) 、ペッ

とヤサグレた私、フェルメールが普段無くて、イギリスから近い国で、適当に旅行できる国を地図で探したんですよ。

アイルランドフェルメール貸し出し中却下
ベルギー→行ったことある(私が)
フランス→行ったことある(フェルメールあるが既に見たことある)
ドイツ→行ったことある、フェルメールある、フェルメールがない都市でも、ピンとこない
スイス→うーん…

…で、ベルギーの横にルクセンブルクがあるじゃん、ってこれまた適当に行き先を決めたのでした(;´д`)そんな雑な理由…。ヨーロッパ小さい国ズ*1の中では比較的大きい方のルクセンブルクは、空港も有り、イギリスからは1時間程度のフライトで行けるのでした。なお、ロンドンでは戴冠式をやっていたけど、無視。
天気がビミョーな感じでしたが、まぁそこまで深刻に降られることもなく。ルクセンブルク市は街自体が世界遺産の街

どのガイドブックでも見る角度の景色

ルクセンブルクルクセンブルク語もあるけれど、南の方のルクセンブルク市はフランス語メインかなー。しかし街並みもパリより綺麗で裕福さを感じるぜ。

イギリスではなかなか食べられない繊細なお菓子も食べちゃうんだぜ(らしくない(甘いものが得意じゃない))。

さて、地球の歩き方ルクセンブルク見てたら、謎の(何の解説もない…)「虫歯」の文字。いったい何なの、と思って見に行ったら…

…この塔のことらしい。

ツアー用汽車渋滞気味になってた

公園に本を借りられるでっかい本があった
ルクセンブルクの有名な食べ物はチョコレート。どのガイドブックにも載っている有名なお店があるんだけど、なーんか見てもイマイチ(´ρ`)(個人的感想です)な感じがしたし、実際に入ってみたらこれまたなーんか観光地ズレしたイヤーな接客…(´ρ`)だったので別のお店行ったら

くどくなりがちなホットチョコレートがくどく無くて、接客も感じが良くて、マドレーヌも美味しかったです(´ρ`)

衛兵交代も見た(ヨーロッパあるある)
旦那の要望に合わせて博物館などに行き、ルクセンブルクの歴史などを学びましたが、しかしルクセンブルク市自体は小さい街で歩いてちょいちょい周れちゃうので適当に市の外に行きましたん。ルクセンブルクは、まさかの公共交通機関が無料!!!電車でどこまで乗ろうが、バスでどこまで行こうが、ルクセンブルクの国の中なら、無料!…ちうても、電車に乗ろうとしたらまさかの週末は工事のためお休みで、振替バスに乗るしかなかったですが。

ヴィアンデン城ってとこに来てみました(´ρ`)このお城、歴史を持つお城でこんなセレブリティーな方々もきているのに

一度は廃墟になった城で、1890年代から1900年代にようやく修復されたらしいです。(修復の流れも展示で見れた)

このお城はどちらかというとドイツ寄りのエリア(バスの中でもドイツ語喋ってる人いた)。そのため、第二次世界大戦中にはナチスレジスタンスの戦いの地にもなったようで。

今は、ドライブに最適って感じの観光地ですかね。ベルギーに住んでる幼馴染曰く、ルクセンブルクはドライブしながら城めぐりでもするのがちょうど良いらしいです。
そんな感じの週末だらだらルクセンブルク旅行でしたん。ちなみに、行きも帰りもBrexit(っていうか、EU前でもシェンゲン外だからあんま変わらない気もしなくもないけど)のイギリスの民は出入国に並ぶ羽目になってたので、列に並びながら罵ったり、EUの嫁がイギリス人の夫が並んでるのに納得できずにもの凄い大声でブチギレたりするのを見てました。イギリス人は行列に並ぶのが好きだからいいんじゃな…げふんごふんげふん

ブログとか書くの久しぶりすぎて、とりあえずこんなもんで…

次回、またイギリスからわざわざ韓国に行ってきたゾ!韓国人もよく知らない韓国伝統結婚式に参加して人んちにお世話になりまくった日ポ夫婦珍道中、の巻

…筆が乗ったら、書きます(てかジョージアも放置…)

*1:ちなみに、2018年にアンドラに行ってます。こちらは空港は無く、行くのは結構大変

ミッション378日目

・ぼくはロンドン生まれ
ジョージア旅行も止まっちゃっててもう続けているのかいないのか不明なこのブログ、一応続けてます…
唐突ですが我が家に家族が増えました。

ボロ家の自宅(EXカウンシルフラット)の改装もまぁ少しは進んできて、床(前の家主カップルは2匹猫を飼っていたのだが、ROOMBAと深夜の大運動会が下の階に響いてたらしい)も防音措置したし、壁もまぁまぁ防音進んでいるから、猫をそろそろ迎えてもいいだろう、と思ったのです
私は子供の頃からうん十年、猫と暮らした経験があったし、本当はコーギーに憧れるけど、うちは庭もないし犬はもっと手間がかかるので難しいだろうという判断。

しかし、猫探しに旦那は非協力的。猫が嫌いなわけでもない(犬派だけど)。どうも子供の時に義妹が犬を欲しがったのにも関わらず、結局2週間で飽きてしまい、その後旦那が全て世話をし続けたことがトラウマらしい。当然犬は旦那ラブで旦那に懐いたそうだが…
だから私がちゃんと責任を持って探すべきだと言う。なんでやねん。
…そんな義妹は最近飼い猫のでっかいハイクオリティータトゥーを腕に入れた。

さて。最近の日本では「猫は外に出すべきでは無い」という風潮が強く、「絶対室内飼い!」「出す必要はない!」「外には出すな!」という言葉をよく見かける。
しかし結局のところ、その常識は所詮日本のものである。

イギリスでは「猫には外で探検する時間が必要!!!!」とされ、調べた結果は家に庭がないと保護猫を引き取るのは難しいのであった。

日本では歓迎されるべきペット可能マンション(…というほどゴージャスではない)は、イギリスではなんとNGの最下位。その他にも「外に出るからメインロード沿いの家はダメ」「小さな子供がいる家はダメ」なども多い(うちは子供はいないからいいけど)。

なので、早々に保護猫を引き受けるのは諦めた。
私の希望条件は「黒白の猫」ってだけなのに。
私が日本で猫を飼っていた時、時代が時代なだけに猫を家の中で育てるということはなく(母親に「ありえないわそんなの」と言われる)、外猫だったのだが、外猫は手がかからない代わりにやたらと猫を連れてくる。最初は小学校の同級生から小さい猫を引き取っただけだったのに、家に帰ったら猫が増えていたこともあるし、子猫連れてきたこともあるし、野良猫が住み着くのでその度に動物病院に連れて行き、蚤取りをし、ワクチン接種をし、去勢したもんである。
ただ、車が少ない田舎な上にでかい家だったので広い庭もあったのに、交通事故で猫を亡くしたこともあるし、猫エイズとかの心配もあるので、やっぱり室内で飼いたい。
外飼いが推奨されているイギリスだけど、いくらロンドンでプライベートの庭があっても*1隣の家に入ってフンをしたり(周りの一軒家もちの人皆猫の糞害に悩まされていた)、いろんな家を回って他の人がその猫を飼い始めてしまい、猫の所有権を巡って裁判沙汰とかあるらしい(;´д`)ソレハイヤダ
イギリスは動物愛護が進んでいると言われるけど、当たり前だけど変な人もいる。旦那の職場の駅で盲導犬を虐待していた障がい者の人がいて(!)、犬を叱りつけて叩いていたので、旦那の犬好き同僚が凄い叱りつけて、一応駅の中では可愛がってる演技してるとか…_| ̄|○

そんなこんなでペットショップで猫は売っていない(熱帯魚やハムスターは売っているが、子犬と子猫の販売禁止)イギリスでどうやって猫を見つければいいのか
もやもやしていたのだがある日、日本人グループで飲んでいたら「そんなの●●●(某売買サイト)でいいじゃん」と言われ、たまたま白黒子猫の引き取りを募集していた家が近い人を見つけて猫をお迎えしたのでした。

レスポンスが早く、本当に猫が好きと言う人で、既にお家には成猫3匹、しかも生まれた4匹のうち1匹は譲渡せずに自分で飼うと!家には小学生ぐらいの子供がいて(全猫持ってきて紹介してくれた)、猫も人間にもとても慣れていたので、安心して引き取ったのでした(絶対変な人やブリーダーもいると思うので、本当に要注意!)

で。引き取ってみたところ

猫ってそんな手間かからないし…と思っていたが、室内で飼うのは初めてで、しかもまだまだもの凄い甘えん坊!!起きると大騒ぎ、眠くなると私に必ず甘えてきてベッタリ。こんなに手間のかかる猫初めてだよ!!!って思ってるけど、可愛いものは可愛い。おねこ様(;´д`)

閉じたベッドルームにいたはずが、クリスマスの日に夫婦で料理していたら行方不明。うちのドアの下が少し開いてる(でも怖がりでベッドルームから出られない)のとまさかの2ndベッドルームの窓が少し開いていて、「まさか2階からジャンプで逃げた!?そんあことある!?」と夫婦で大捜索、下の階(庭があるので)にまで聞いて探してもらうという大騒ぎしたのに、まさかの部屋のコンセントボックスの中でしれっと静かに座ってたとかあって(;´д`)肝を冷やしたりもしたけど

日本で飼ってた猫は外飼いで猫エイズ陽性でもめちゃくちゃ長生きで(;´д`)余裕で20年生きたし、室内飼いだからと言って必ずしも長生きするかといえば多分そうでもないけど、とりあえず頑張って大きくなって自立してほしいのでした。

*1:イギリスのテラスハウス等は庭が奥まっていて一見クローズドなのだがやはり猫は上手く出歩くらしい

ミッション377日目

・あてもなくトビリシをぶらぶらする

さて、2日目はトビリシ観光。トビリシに来て久しぶりに聞いた蝉の鳴き声。ヨーロッパは南の一部地域しか蝉はいないし、ましてやロンドンにはいないし、何故か前回日本に行った時謎の異常気象で寒くて、蝉はたくさん木にとまってたのに、泣くのやめちゃってた(; ・`д・´)

夫「うーん(´ρ`)昔のポーランドっぽい」
…君は北朝鮮行っても「懐かしい〜!」とか言ってましたけど。北朝鮮からプロパガンダ絵葉書義父に送ったら「懐かしい絵葉書ありがとう〜」って言われましたけど。

日本人には旧共産圏のそういうレアっぽさ?西欧との違い?がいいのかもしれないけど、旦那くんの実家の街(こないだ実家売っちゃったけど)に先に行ってしまったら、平壌ですら「旦那くんの実家とほぼ変わんないじゃ〜ん」と割とインパクトが減る系

とはいえ、ジョージアはまた違う雰囲気があって素敵だなーと思う

さすがワイン国。その辺でぶどうがなってた。

至聖三者大聖堂へ。結構新しい教会なんだけど、コーカサスで最大級の教会らしい。大きさに圧倒。アルメニアほどではないものの、早くからキリスト教を国教化した国だからか敬虔そうな人が多い気がした(少なくとも移民系以外はあんまり宗教みのないイングランドから来ると)

一応ドレスコード有り。元々ロングスカート好きで助かった。スカーフを借りて被ったが、しかし携帯電話通話不可とか書いておきながらそもそも教会の人(神品?)が中で通話してるし、髪の毛隠してない人もいるし、皆写真はパシャパシャ撮ってるし、それで怒られるということもなく、全体的に割とゆる〜い感じ…(これはジョージアで行った教会全てそうだった…が、凄く真面目にお祈りしている人もかなりいるので注意)

また来た道をぷらぷら歩いて旧市街に戻る

ビール飲みながら絵葉書書いた後にロープウェイに乗ってナリカラ要塞まで行ってみる。ロープウェイ乗る列で「私たちも先に並んでるグループだから!」というおばちゃん。よくよく聞いたらポーランド人だった。私「お〜、Proszę(どうぞ)〜」おばちゃん「Dziękuję(ありがと)〜」。ワルシャワからはトビリシまで直行便あるのよね

上についたらポーランド国歌を演奏してるおじちゃんがいて、旦那くんが爆笑。「韓国人か?」と聞かれたので(何故かジョージアでは一貫して「韓国人?」と聞かれる…最後の空港以外で韓国人見なかったのに)、「いや日本人っす」って言ったら即座に君が代演奏されたのでこれはお金をあげないといけない(謎)
…でも、ラリの小銭なくて25ペンス入れた_| ̄|○

オタク系土産。やたらセーラームーン見かけた気がする。よく見たらドラえもん買っときゃよかったw

要塞自体はそこまで整備された感もなく。90年代に再建された教会有り

トビリシの地下鉄に乗る
トビリシの地下鉄は深いふかーい旧ソ連式。最近凄い綺麗に整備されてる(&内装がゴージャスな)平壌よりちょっとオンボロな感じがあるが…

改札ではApple Pay使えんの!!!進んどるやないかい!!おかげさまでめちゃくちゃ楽だった

でも、車内の行き先案内がついている車両もあったけど、一度も点いてるところは見られず…プラットホームに名前も無いので、駅名覚えるまでは何駅目かカウントしてましたん(英語案内はあるけどね)

・ご飯も食べた

なんかもっと色んな店でハチャプリ食べ比べしたかったな〜と今思えばそうなんだけど、毎日アルコール入れるわ暑いわでそういう気にならなかったのかも。地域によって違うハチャプリ、卵が乗ってるのはアジャリア地方のアジャルリハチャプリ。生っぽい卵がダメな旦那くんだけどこれは(混ぜてあげると)食べる

こちらは別のレストランでヒンカリと(日本で流行ってるらしいが3年も行ってないのでよくわからない)シュクメルリ

こっちのヒンカリはパクチー入ってて、パクチー好きの私には➕ポイント。シュクメルリもお肉が柔くて(゚Д゚)ウマー
毎日食べたら胃がもたれそうだけど、おいしかったっす!!

・宿のおばちゃん
泊まった宿が「親戚のおばちゃんち」みたいな感じで、どうもオーナーのおばちゃんも商売っけがない。「支払うの忘れそう」だから早くお金払いたい旦那くんと、「支払い?そんなの最終日でいいわよ〜。っていうかいくらだっけ?」というおばちゃん(; ・`д・´)。清潔度もとても綺麗にはしてるけど、親戚のおばちゃんちレベル笑
夜、おばちゃんから自家製ワインふるまわれる(曰く「ジョージア人はワインなんか店で買わないわよ〜。自家製か、せめて田舎のワイナリーに行くわよ〜」)。話を聞くと、どうもこのおばちゃんやり手のようでソ連崩壊混乱期に色々事業で成功したクチらしい。ちなみにおばちゃんは英語はまぁまぁ、ロシア語はもちろんペラペラ…っていうか、英語にたまにロシア語混ざっとるし。「renovation」のこと「remonto」って言ってるし。ポーランド語と同じだから分かるけどさぁ。しかし生まれて即共産主義政権が崩壊した旦那くんはロシア語はもちろんサッパリ世代
日本人は能天気に「共産主義が終われば資本主義になって皆お金ゲットできて自由になってハッピー」と思いがちだけど、当たり前だけどそんなに甘くなくて、「共産主義→資本主義」移行期が、まぁ一番大変で一番貧乏になるんですよ。ましてや国家崩壊。旦那くんの両親も一気に失職したしね…。政権崩壊→EU加盟までがポーランドは一番辛かったらしい。で。おばちゃんは元々エンジニアだったのだけど、90年代その時月の給料が60ラリしかなくて、「こんなんでやってけるかー!」と事業を起こしたところそれが大成功したらしい。その事業の為に西欧からエジプトからパキスタンまで色々な国を巡ったそうだ。というわけで多分ホテルは結構趣味でやってる…(;´д`)

ところで、今「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」という本を読み始めてて。

旦那くんとしょっちゅう日本語の言い方(緑なのに)「青信号(Blue light)」で(冗談で)言い争うんですけど(そういや「青リンゴ」「青汁」「青虫」もそうか)、おばちゃんは「赤ワイン」のことを一貫して「黒ワイン(Black wine)」って言ってたなー。ジョージアではそう言うとか。ジョージアの赤ワインは色が深いことも関係があるらしい

つづく